胴長屋犬健の島田です。

今回は、コミュニケーションのとり方のお話です。

ワンちゃんとの関わりは、すべてがコミュニケーションの一環ではありますが、基本的には、「良い関係性を築く」ことを主眼にコミュニケーションを取っていきましょう。

人間関係でも同じですが、「尊敬」「信頼」「協力」「共感」の4つを、相互に持つことが良い関係性を築くために必要となります。
ただし、相手を「尊敬」するというはなかなか難しいですし、特に相手がワンちゃんでは困難なので、「尊重」と言い換えた方が良いかもしれません。

尊敬=相手の人格を尊いものと認めて敬い、礼節をもって接する態度
信頼=無条件に相手を信じること
協力=目標に向けて力を合わせること
共感=相手の考え方や感情などに関心を持ち、同じように感じること

尊重=相手の価値を認め、尊いものとして大切に扱うこと

この中でも重要なのが「尊敬(尊重)」と「信頼」であり、犬のしつけにおいては、いかに「尊敬」と「信頼」を得るかが重要になってきます。

「こいつの言うことは聞かなくていいや」と思われたら、しつけなどできません。

ルールを教えようとしているのに、「こいつは信頼できない」と思ったら、ルール自体にも疑問を持つでしょう。

本来、犬というのは、人と一緒に仕事をするために作られたので、力を合わせて仕事する、つまり互いに「協力」し、その訓練や仕事の中で、「尊敬」や「信頼」を勝ち得、獲物を得れば互いに喜ぶ=「共感」することで、関係を深めていったわけです。

では、現代の仕事をしていないワンちゃんとの暮らしでは、どうやって関係性を築いていけば良いでしょうか?

それは、「遊び」です!

まず第一に、遊んでくれる人というのは、ワンちゃんにとって楽しい人です。

一緒に遊んでくれる人の言うことを聞くと、もっと遊んでくれて楽しいのに、言うことを無視すると遊びが終わってしまうとしたら、どうでしょう?

それは、ワンちゃんにとっては望ましいことではありませんよね?

だから、もっと遊んでもらおうとして、耳を傾けるようになりますし、その結果、指示も入りやすくなります。

つまり、メリハリをもって遊ぶことで、「尊敬」や「信頼」につながっていくのです。

また、遊びというのは、実は、ワンちゃんにとって「狩り」=「仕事」と同等ですから、遊ぶことで「協力」し、互いに楽しむことで「共感」につながっていくのです。

遊びの際には、興奮すると同時に、本能が刺激されますが、本能がむき出しになっているときにも指示に従ってくれるようになれば、どんな状況でも従ってくれるようになっていくでしょう。

そういう意味でも、「遊び」がコミュニケーションをとる一番の方法なのです。

ただ、遊ぶ際には注意が必要です。

≪遊びのルール≫

ルール1.道具を使いましょう

ロープのような遊び道具は、「獲物」の代わりになるため、獲物を一緒に仕留めたり(獲物の奪い合いではありません)、咥えている獲物を離させたり、持ってこさせたりすることで、擬似的に、協力して仕事をすることになります。

ただし、すでに所有欲が強くなっていて、簡単には遊び道具を放さないワンちゃんの場合には、まず道具を放すことから根気よく教えないと、噛んでくることもありますので、無理に道具を使って遊ぶ必要はありません。

ルール2.メリハリが重要です

遊びを始めるのも止めるのも人間が決めます。

ワンちゃんが落ち着いて、穏やかな状態にしてから遊びを始め、遊びを止めたときは、また穏やかな状態に戻して終わりにするようにしましょう。

遊び道具の管理は人間が行い、出しっ放し、与えっぱなしにしないようにします。
遊び道具も管理できない飼い主を、ワンちゃんが尊敬し、信頼してくれるか、考えてみましょう。

遊び道具は飼い主さんの所有物であり、あくまでもワンちゃんに使わせてあげるだけですので、その点を忘れないようにしましょう。
そうしないと、ワンちゃんの所有欲が高まってしまい、遊び道具を自分の物と勘違いするようになってしまいます。

ルール3.遊ぶ回数を多くしましょう

時間は短くても良いので、一日に何度も遊んであげましょう

ちなみに、根底に「愛情」はあってしかるべきものなので、敢えて書きませんでしたが、必須ですよ!

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