胴長屋犬健の島田です。

昨日の続きです。

「ジャパンキャンピングカーショー2015」で無料しつけ相談を行いましたが、相談の多くがワンちゃんの欲求を満たしてあげられていないことが原因と考えられました、ということを書きました。

今日は、良くある③④のケースについて書きたいと思います。

③興奮すると手に噛みついてくるし、散歩ではすごく引っ張る

④外では怖がって歩けないため散歩ができない(なので散歩に行かない)

さて③ですが、これも運動不足により「行動欲求」が満たされていないことが主な原因と思われます。

お話をうかがうと、散歩も引っ張りっこなどの遊びも短時間で、運動不足な子が多く、そのため楽しくなると興奮しやすくもなり、そうすると、特に人間の手がひらひら動いていると狩猟本能が刺激されるので、その結果、楽しくて手に噛みつくことになるわけです。

運動不足であれば、当然散歩の時はテンションが上がるため、すごく引っ張ることにもつながります。

こういった場合、オモチャでの引っ張りっこは、取り合いになって所有欲が高まるので良くないと思われている飼い主さんが多いのですが、以前の記事にも書いたように、飼い主さんが遊びの開始と終了を決め、オモチャも出しっ放しにせず、きちんと管理できていれば大半は問題ありません。

むしろ、引っ張りっこ遊びは、狩りの共同作業を行っているのと同じであるため、信頼関係を築くことにつながるので、オススメなのです。

また、遊びの中で手に噛みついてはいけないことを教えたり、遊んでいる途中であっても興奮を抑えられるように教えていくこともできます。

すでに所有欲か強くなって、唸ったり咬んだりするワンちゃんは別として、きちんとしたやり方で引っ張りっこをすることにより、「行動欲求」を満たすだけでなく、飼い主さんとの信頼関係も強くなり、その結果、安心感も得られますので(「安全欲求」も満たされるので)、問題行動は減っていくと思われます。

なお、散歩での引っ張りがある場合は、アイコンタクトやヒールウォーク(横に付いて歩く)、リーダーウォークの練習について簡単にご説明し、散歩に出るときも返ってくるときも、落ち着いた状態が望ましいことをご説明しています。

ただし、きちんと対処されたい場合は、胴長屋犬健までご連絡下さいと宣伝するのを忘れないようにしています(笑)

次に、④は、成犬になっていると時間はかかると思いますが、1歳以下であれば、短期間で慣れてくれる可能性もあります。

こういったケースでは、社会化不足であることが大きく、また散歩に行かないことで社会化もできず、経験不足にもなり、同時に自分に自信が持てないことが原因で余計に不安になって、結果「安全欲求」が満たされないことから、散歩ができなくなっていると考えられます。

また、飼い主さんとの関係性がうまく築けておらず、それにより「安全欲求」が満たせてないことから、余計に不安が助長されているケースもあります。

今回、キャンピングカーショーでは、ワンちゃんが生後5ヶ月で、迎えてまだ2ヶ月という飼い主さんが同様のご相談をされましたが、恐怖心が好奇心に勝ってきている時期であり、社会化も不足している上に、飼い主さんとの信頼関係がまだ深まっていないため、余計に外が怖いのだと思われました。

こういったケースでは、遊びを通じて関係性を築いていくことと、成功体験を積ませて自信をつけさせてあげること、抱っこしてでも散歩に行き(最初は刺激が少ない場所を選んで)、色々な刺激に対して徐々に慣らし、飼い主さんと一緒にいれば大丈夫だと信頼してもらえるようにしていく必要があります。

以上、長くなりましたが、ワンちゃんの欲求を満たしてあげられれば、すべてとは言わないものの、問題行動が改善できることも多そうだ、とご理解いただければ幸いです。

もし、あなたのワンちゃんが精神的にも安定しているとするなら、それは、幼い頃から、社会化をきちんと行い、生理的欲求、安全欲求、行動欲求をすべて満たしてあげられていた結果かもしれません。

もちろん、例えば、自信のないワンちゃんに自信を付けさせようと思ったら、一筋縄では行かないことは容易に想像できるでしょう。

ですが、「要求を満たしてあげよう」と行動すれば、それはワンちゃんにも伝わりますので、そのこと自体が信頼関係を築くことになり、安全欲求を満たしていくことにもつながるはずです。

まずは、愛犬の欲求に気付いてあげ、どうやったら欲求を満たせるか、考えてみませんか?

ご連絡いただければ、私もそのお手伝いをさせていただきますので、お気軽にご相談下さい!

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