ワンちゃんと環境(状況)をコントロールしよう | 胴長屋犬健

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胴長屋犬健の島田です。

今日、レッスンから戻ってきてから、15時半過ぎにうちのクルゾンと散歩に出かけました。

前半は、いつものコースではないところを散歩し、途中で雨に降られながらも、いつも散歩の途中で寄る商店街に行き、そこでコロッケを買ったのですが、帰りがけに思いがけない事故に遭遇しました。

遭遇したと言うより、当事者と言った方が良いのですが。

私とクルゾンは、コロッケ以外に何かないかと左側のお店を見ながら、商店街の左側をゆっくり歩いていました。

商店街といっても路地程度の広さで、店の前にテーブル等が出ているところもあり、ちょうどその場所は3人がぶつからずにすれ違える程度の幅だったと思います。

十数メートル手前で、右側のお店で飼い主さんが何か買っていて、その横でちゃんとオスワリをしている黒っぽいラブラドール・レトリーバーがいるのに気付きました。

クルゾンは、大型犬や、柴犬や秋田犬などの日本犬、勢いよく近づいてこようとする犬が苦手なので、怖くてすれ違えず、立ち止まってしまうことがよくあります。

ただ、逆サイドにいるし、向こうはリラックスしていて大人しそうなので、すれ違うだけなら問題ないだろうと、気にせずに左側のお店を見ながら近づいていきました。

ラブラドールから数メートルの所に近づく頃には、私の意識は左側のお店の商品に向かっており、すっかりラブラドールのことは意識の外にあった、そのときです。

急にリードが後ろに引っ張られ、クルゾンが後方に逃げようとしたのでびっくりしたと同時に、悲鳴があがり、右側にいた飼い主さんが転倒していました。

悲鳴で右側を見たときは、飼い主さんがまさに転倒し、地面に倒れようとしていたところだったのですが、どうやらラブラドールがクルゾンに突撃しようとした拍子に、リードをくるくると左手に巻き付けていた飼い主さんが引っ張られ、転倒してしまったようです。

ちょうど買い物が終わって商品を受け取り、財布をしまおうとしていたところだったようなので、不意を突かれて踏ん張れなかったのだと思われます。

肝心のラブラドールはといえば、飼い主さんが転倒したことでビックリしたのか、その場でオスワリし、クルゾンは気になるものの、大人しくしていました。

幸い、飼い主さんは、リードを巻いていた左手が少し痛いだけで、怪我はしていないと仰ってましたが、一歩間違ったら骨折する可能性もあるので、ちょっと危なかったですね。

ラブラドールには攻撃性はなく、特に小型犬が大好きで、遊びたくて突進することがあるそうで、いつもは気にしているので先に指示して止められるけど、支払いなどに気を取られていて気付かなかったことが、転倒事故につながったようです。

そのとき、飼い主さんの携帯に電話がかかってきてしまったので、そのまま別れたのですが、レッスンをおすすめするチャンスだったかもしれませんね(笑)

大型犬の場合は、ちょっとしたことが自分やワンちゃん自身や、周りの方の大けがにつながる可能性もあるので、しっかりとしつけを行うことが必要です。

また、ワンちゃん自身のコントロールも必要ですが、それと同時に「環境(状況)のコントロール」も必要となります。

犬が苦手なワンちゃんであれば、他犬から距離を取ったり、ワンちゃんが他犬を見えないような位置どりをしたり、視界を遮るように立ったりすることで、ワンちゃんが他犬を気にしないような状況を作り出すわけです。

今回は、いつもはそれができているけれども、他のことに気を取られてできなかったわけです。

それは、私も同様で、普通に散歩している時は周囲に気を配っていますし、クルゾンが大型犬を苦手ということもあり避けているので、もう少しラブラドールを気にしていたら、事前に兆候を読み取って回避できたかもしれませんので、反省しています。

日頃からよく観察し、油断せずに兆候を見逃さないようにし、ワンちゃん自身と環境(状況)とをうまくコントロールして、事故が起きないようにしていきましょう!