胴長屋犬健の島田です。

先日4回のレッスンで卒業したミニチュア・ダックスフンドのKくん(3歳)。

ダックスにはよくあることですが、吠えの問題があり、家の中では、ピンポン吠えや要求吠え、外では、仲良くはできるけど、ワンちゃんを見かけるとテンションが上がってしまって吠えてしまいます。

散歩の時には引っ張るだけでなく、ランナーや自転車、バイクなどに吠えながら突進したりもします。

さらに、ソファーの上に陣取って、どかそうとすると唸ったり、空噛みしたり、好きなオモチャや餌の入ったフードボールを取り上げようとしても唸ってしまうし、ママさんの膝の上にいるときは、パパさんやお子さんやご友人が手を出そうとすると、唸ったり、空噛みしたりしてしまう。

まだ咬まれた人はいないけれど、今後が心配なのでなんとかなりませんか?とのご相談で、レッスンを行うことになりました。

吠え、引っ張り、突進、所有欲・・・これだけそろっていると、さすがに4回では難しいとは思ったのですが、諸事情によりできるところまでで良いので4回でなんとかできないでしょうかということで、駆け足で指導することにさせていただきました。

胴長屋犬健では、まず、初回にカウンセリングをさせていただいて、現状や環境、ワンちゃんの性格、好み、ご家族との関係性など色々お聞きした上で、必要なトレーニングプランを立てて、初回レッスンの際にご提示しています。

ご希望される場合は、カウンセリングの後に30分のレッスンを行って、実際のレッスンでどのようなことを行うかご説明したり、クリッカートレーニングをご希望される場合はそのご説明もしています。

実際のレッスンは、トレーニングプランに沿って、私が説明しつつ、やり方も見せた後で、飼い主さんにも同様に行っていただく形でトレーニングを進めていきますが、状況によってはプラン変更もするなど臨機応変に行っています。

最後に宿題をお出しして、その後の日々のトレーニングの状況やワンちゃんの状態などを記録しておいていただき、次回以降のレッスンに活かすようにしていますが、それだけでなく、レッスン後にご自分でやってみてわからないことがあれば、電話やメールでのご質問もお受けしております。

通常は、カウンセリング後の30分のレッスンの時間は、軽くレッスンの内容をご説明したり、少しやり方を見せたり、実際にやっていただく程度の簡単なものになりますが、今回はその時間も有効活用し、ピンポン吠えと要求吠えの対処法をご説明した後で、所有欲の対処方法を練習することにしました。(なので少し時間がオーバーしましたが)

この所有欲、ひどい場合は時間をかけて対処していかないといけませんが、Kくんはそこまでではなかったこともあり、早々に解決してしまうことに!

最初ママさんは少し尻込みしていたものの、いつも小学生のお子さんをしかるときは、感情的にならないようにしていると言うことだったので、そのときと同じように、毅然とした態度で「ソファーは私の物!」という主張を何度か繰り返していただいたところ、ソファーを取り戻すことに成功したのです。

ソファーを取り戻してからは、コツが分かったらしく、オモチャもフードボールも易々と取り上げられるようになり、手応えを感じたママさんは、アドバイスさせていただいたことを日常生活でもしっかり守ってくださいました。

初めはパパさんは協力的でなかったそうですが、お子さんもオモチャを取り上げられるようになったことで、自分だけまだ唸られるのはしゃくだと思ったらしく、やる気になり、家族一丸となって対処されたそうです。

そのガンバリで、レッスン1回目には唸るKくんの姿はなくなっており、あとは吠えと引っ張り、突進に集中してレッスンすることができました。

日頃、ルールがあいまいなこともあり、飼い主さんが物や場所が自分の物だと主張してこなかったことも手伝って、Kくんは「自分がなんとかしなきゃ」と少しだけリーダー気取りになって、吠えたり唸ったりするようになっていたようです。

それに、フードボールを守って唸る子に対して、そのときだけ「それはお前の物じゃない」と服従するように強いられても納得できるはずもなく、余計にフードボールに執着し、フードボールを見たら冷静ではいられず、力で押さえつけようとしたら、悪循環でひどくなっていくでしょう。

そうならないように、ご家族でルールを作り、あらゆる物や場所が人間の物であり、Kくんの物じゃないから守らなくて良いよ、執着しなくても大丈夫だよと伝えられたことで、Kくんはホッとしたのか少し穏やかになり、吠え自体も軽減したそうです。

その後も皆さんのガンバリにより、吠え、引っ張り、突進についても着実に改善していき、レッスン4回目には、家の中では多少吠える以外は問題行動がなくなったと聞いて、私自身もビックリしたことは言うまでもありません。

散歩の時の引っ張りも、レッスン4回目(最終日)に屋外でトレーニングしたときは、あまり引っ張ることもなくなり、アイコンタクトもとれるようになって、楽しそうに尻尾を振りつつ散歩するようになっていました。

まだ外では、吠えたり、突進することもありましたが、大分軽減していたので、これからも継続して対処されていくことで改善していくでしょう。

たびたび「しつけはコミュニケーション」と書いていますが、家族の皆さんで真剣に取り組み、これまでよりしっかりコミュニケーションを取るようになったことで、これだけの良い結果が得られたのだと思います。すごいですね!

胴長屋犬健では、そんな飼い主さんのガンバリをサポートしていますので、ワンちゃんのことでお困りの方はご相談下さいね!

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