胴長屋犬健の島田です。

ヨーロッパでは、「疲れた犬は良い犬」といわれます。

ドイツ語では、「Hundemüde(フンデミューデ)=(犬のように)くたくたに疲れた」という単語があります。

「Hundemüde」の「Hund(フント)」は、ドイツ原産の「ダックスフンド(Dachshund)」の名前からもわかるように「犬」という意味で(ダックスは「穴熊」という意味)、「müde(ミューデ)」が「疲れた」という意味のようです。

元々、多くの犬の仕事は猟の手伝いでしたから、飼い主さんと一緒に猟に出て、獲物を追ったり、捕らえたりして走り回り、その結果、くたくたに疲れて眠っている様子が見えてきますね。

へとへとになるまで疲れれば、イタズラをする元気もなくなり、大人しくなって寝ているだけになりますので、そういう意味でも「良い犬」ですが、逆に言うと、それだけ一生懸命働いてくれる「良い犬」でもあるのではないでしょうか。

また、それだけ「疲れるようなことをさせてあげている」とも言えますね。

今の日本では、ワンちゃんの仕事は“家族を癒す”ことがメインだと思いますので、その分、しっかり運動や遊びで疲れさせてあげないと「良い犬」とは言えなくなってしまうのかな、と思います。

体力がありあまり、暇をもてあました結果、イタズラや破壊活動をしたり、興奮しやすくなったり、吠えたりと、望ましくないことをしがちになるでしょう。

もちろん、年齢や個体差により短い散歩や運動で満足する子もいるので、そういう子なら特に問題にはならないと思いますが、それでも、数キロ歩いたくらいではあまり疲れないワンちゃんの方が多いと思いますし、かなり走り回っても疲れを知らない犬種もあります。

運動をさせすぎることで、かえって体力が付いてしまい、より疲れづらくなってしまうということもあります。

つまり、肉体的に疲れさせただけでは、一時的に「良い犬」にはなるかもしれませんが、いつもそうなるとは言い切れないわけです。

そういった意味で、「引っ張りっこ」をオススメしています。

あごの筋肉は鍛えられますが、ずっと噛み続けていられるほどではないので、引っ張りっこをある程度の時間行うだけでもそこそこ疲れます。

また、引っ張りっこは、飼い主さんと一緒に獲物を仕留める行為でもあるので、関係性を深めるのにも役立ちます。(関係性が崩れていると単なる獲物の奪い合いになってしまうので注意が必要ですが)

そして、ある程度引っ張りっこを行えば、ほどよく疲れるだけでなく、狩猟本能も満たされることになるので、肉体的な疲労感に加えて、精神的な満足感も与えてあげられます。

そうすることで、へとへとになるまで運動させなくても、心地よい疲れに満たされて「良い犬」になってくれると思いますよ!!

引っ張りっこに興味がない子であれば、その子が夢中になる(満足する)運動や遊びを見つけて、効率的に疲れさせてあげると良いでしょう。

特に、朝は忙しく、ワンちゃんをかまってあげられる時間があまり取れないのであれば、その分、どうやれば短時間で疲れてくれるのかを考えてみてはいかがでしょうか。

もちろん、運動や遊びだけで問題行動が改善するというわけではありませんし、運動や遊び以外での対処方法もありますので、お困りの際には胴長屋犬健までご連絡くださいね!

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