胴長屋犬健の島田です。

先日、NHKの「あさイチ」という番組で「“キレる”子どもにどう接する」という特集がありました。

その中で、子供がキレた時には「1人で落ち着ける場所を作る」のがひとつの方法だと紹介されていました。

「カッとなったときに1人で気持ちを落ち着かせることができる場所を作ることが、自分の感情をコントロールする訓練につながる」のだそうです。

場所としては、「体が触れる程度にせまい」「薄暗い」場所、例えば、クローゼットや段ボールなどで仕切りをした学習机の下などが良いそうです。

それを見ていて、これは犬の場合も同様だなと思いました。

ワンちゃんをクレート(ハウス)に“閉じ込める”のが嫌で、家の中では完全フリーにしている飼い主さんも多いと思います。

しかし、そういうワンちゃんの中には、特に知らない人には攻撃的であったり、家族に対してもキレることがあったり、警戒心が強くて吠えやすかったりする子も多いのです。

また、番組では、「自尊心を高めることでキレなくなる」「1日10分遊ぶとキレない」という研究成果の紹介もありました。

ワンちゃんの場合も、吠えやすかったり、攻撃的だったりする子の場合は、自信がなかったり、運動不足だったりすることもありますので、自信を付けさせたり、運動不足を解消することで対処することもありますから、キレる子供と似たようなところがありますね。

「ハウス=投獄」のように考えていらっしゃる飼い主さんにハウスの重要性を説明しても、なかなか受け入れていただけないこともあるのですが、「キレる子供」の放送をとっかかりにして説明することで、ご理解いただけるかもしれないな、そんなことを思いました。

そもそも、犬の祖先は巣穴で生活していたので、「巣穴=安全な場所」であり、落ち着ける場所であり、リラックスできる場所であったわけです。

元々の習性はそうそう変わりませんので、今の犬も巣穴(ハウス)で過ごした方がリラックスできますし、時々は飼い主さんと距離を取れる場所があった方がワンちゃんにとっても幸せでしょう。

もちろん、ワンちゃんによっては警戒心が薄く、フリーにしていてもリラックスできる子もいますが、家の中の行動範囲全部を警戒しようとし、リラックスすることができずに常に気が張り詰めてピリピリして、問題行動を起こす子も多いのです。

飼い主さんに身体をピタッとくっつけて寝る子は多いですが、それは、信頼している飼い主さんが背後にいることで安心感を得るだけでなく、自分の身体が巣穴の“壁”と触れていた方が安心できることも理由のひとつです。

もちろん、巣穴の代わりとしてだけではなく、動物病院やペットホテルに預ける場合には、クレートに入れられる場合がほとんどですので、日頃から慣れていた方がもしもの場合に安心できるということもあります。

ハウス(クレート、サークルなど)を使われていない飼い主の皆さんは、一度、その辺の所を考慮されてみてはいかがでしょうか?

なお、ハウストレーニングについては、以前の記事「ハウスとオテを教えてみよう」で紹介していますので、参考にしてみて下さい。

ハウストレーニングのやり方や、その他お困りの事がある場合には、胴長屋犬健までご連絡くださいね!

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