気になる刺激があっても待てるようにしよう | 胴長屋犬健

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胴長屋犬健の島田です。

今日は、ジャックラッセル・テリアのMちゃん(8ヶ月♀)の最後のレッスンに行ってきました。

Mちゃんは、当初オスワリくらいしかできませんでしたが、拾い食いと引っ張り癖を止めさせることを主眼にしながら、クリッカーを使いつつ、色々なトレーニングをしてきました。

実際は、室内でこそある程度止められるようになりましたが、屋外では拾い食いを止められるレベルにはなっていないものの、あとは飼い主さんががんばりますということで、ひとまずレッスンはここで終了です。

これまで、アイコンタクトやハンドターゲット、オスワリ、フセ、マテ、オイデ、ヒールポジション、ヒールウォーク、NRM(No Reward Markの略で「ご褒美がもらえない合図」)などを練習してきました。

今日は最終レッスンということで、一通り上達ぶりを確認しました。

ヒールウォークはまだまだですが、それ以外は飼い主さんが日頃きちんとトレーニングされていたこともあり、大分上達しています。

レッスンは8回、およそ2ヶ月ですが、この短期間のトレーニングとしては、かなり上達した方だと言って良いでしょう!

そこで、できることは早々に切り上げて、まだ行っていなかったマテのトレーニングの続きを実施しました。

すでにマテ自体はトレーニングしていましたが、これまでは「ただ単に待つ」だけでした。

ただ待つと言っても、「1分間待つ」「飼い主さんが離れていってから戻ってくるまで待つ」というマテなので、ある程度練習していかないとなかなか待てません。

Mちゃんは、飼い主さんがしっかり練習したこともあって、かなり待てるようになっていましたが、そこからさらにレベルアップしたトレーニングになります。

マテの指示をしたあと「Mちゃんの周りを回る」、それができたら「手を叩きながらMちゃんの周りを回る」というトレーニングです。

ただ待つのとは異なり、気になる刺激が加わってくるため、釣られて動きやすくなってしまいます。

例え色々な刺激があったとしても、しっかり待てるようにしていくためのトレーニングなのです。

Mちゃんも初めは釣られて動いてしまいましたが、何度か動きにくくなるように工夫して周りを回っているうちに刺激に慣れ、徐々に動きにくくなっていきました。

飼い主さんにバトンタッチした後は、やはり最初は動いてしまいましたが、すぐに動かずにいられるようになりました。

最後には、飼い主さんが手を叩きながら周りを回っても、しっかり飼い主さんに注目して、動かずに待てるようになったのです。

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どうですか、しっかり飼い主さんに注目してますよね!

こうなってくればしめたもので、あとは、いつでも、どこでも、誰とやっても、しっかり待てるように練習していくだけです。

大変かもしれませんが、Mちゃんのパパさん、ママさん、これからもがんばって下さいね!

最後にお客様アンケートを書いていただきましたが、その間、一緒に引っ張りっこをして遊びましたが、名残惜しくてなかなか止められなかったのでした。

以上、2ヶ月ほどのレッスンでしたが、最初の頃に比べたらかなり上達したMちゃんでした。

そんなわけで、ワンちゃんのことで何かお困り事がある飼い主の皆さん、全力でサポートさせていただきますので、胴長屋犬健までお気軽にご相談くださいね