トイレシートをかじっちゃう | 胴長屋犬健

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胴長屋犬健の島田です。

以前、館山まで出張しつけ相談に出かけてきたことを書きましたが、その後、レッスンを引き受けることになりました。

本来であれば、移動時間が長くなってしまう場合は、私自身はレッスンを引き受けずに、ご自宅に比較的近い所にトレーナーがいればご紹介するようにしていますが、今回はさすがに通えるトレーナーが見つからなかったため、これも何かの縁だろうと思い、私自身が引き受けることにしたのです。

そんなわけで、一昨日レッスンに行ってきましたが、生後3ヶ月のゴールデンレトリバーということもあり、元気いっぱいで落ち着きもなくて大変でしたが、非常に楽しい時間を過ごせました。

お引き受けできるかどうかはケースバイケースですので、必ずしもお引き受けできるというわけではありませんが、多少遠くからのご依頼でもお引き受けできる場合もありますので、胴長屋犬健までお気軽にご相談くださいね

さて、特にパピーの場合に多いですが、トイレシートをかじってしまうため、トイレシートだけで排泄させられないというお話しを良く聞きます。

そのため、いたずら防止のメッシュタイプのトイレトレイを使っている場合も多いようです。

ただ、いつまでもメッシュタイプのトイレトレイを使っていると、トイレシートをかじらなくなっても、メッシュタイプのトイレトレイでないと排泄ができなくなる場合もあります。

犬は、足裏の感触や、地面や床やトイレシートのニオイなどでトイレの場所を憶え、そこで排泄をする場合が多いので、メッシュタイプのトイレでなくなると、途端にオシッコができない・・・ということになるのです。

できれば、トイレシートだけで排泄してもらいたいですよね。

そのためには、トイレシートを置いて終わり・・・では全然トイレを覚えてくれませんので、きちんと人間が排泄を管理してあげる必要があります。

トイレシートでできるようにするトレーニング方法は色々ありますが、基本的には、「環境」と「タイミング」と「ご褒美」が重要です。

「失敗させない」ための環境作りをしたり、排泄する「タイミング」を知って、できる限り毎回トイレに連れて行くこと、排泄できたら「ほめる」(オヤツをあげるのも良い)ことです。

やはり「トイレシートで排泄する」ということを教えるためには、毎回必ずトイレシートの上に連れて行き、そこで排泄させる習慣をつけることが大事です。

また、トイレシートの上でオシッコをすると良いことがあると覚えれば、オシッコをしたら「どや顔」をしたり、オヤツを催促するようになる子もいるので、そうやって、ほめて教えてあげることも重要です。

失敗したときに叱るのは最悪ですし、失敗したときに声を上げながら慌ただしく片付けようとしたり、犬を手で脇にどかしながら片付けようとすると、それが「楽しい=ご褒美」になってしまって、失敗した場所で排泄するようになる場合もありますので、片付ける場合は、犬が存在しないものとして、無言で淡々と片付けた方が良いのです。

トイレシートをかじってしまう問題も、トイレシートを遊び道具としてかじったり、留守番時などにストレスの発散のためにかじってしまうため、かじらない方が良いことがあると教えてあげることも必要になります。

そのためには、トイレシートの上に誘導して、大人しく乗ったらほめて、オヤツをあげたり、トイレシートで遊ぼうとしたら、ブロックして遊べないように阻止したり、遊ばずに我慢できたらほめてあげるなどを繰り返して教えることも必要です。

また、トイレシートよりも楽しいオモチャを与えることで遊ばなくなることもありますし、出かける前にしっかりと遊んで疲れさせることでトイレシートで遊びにくくなることもあります。

そうやって、色々と工夫して対処し、教えていくことで、いずれトイレシートだけで排泄できるようになるでしょう。

ちなみに、うちの看板犬クルゾンも、生後8ヶ月くらいまでは、私が不在の時にトイレシートをかじってしまうためメッシュタイプのトイレトレイを使っていました。

やはり上記のように、トイレシートで遊ばないように教えたり、でかける前にたっぷり遊んであげたりすることで、徐々にトイレシートをかじらなくなりましたが、トイレシートだけできちんとオシッコができるようになったのは1歳を過ぎてからでした。

また、自宅ではトイレシートでできるようになったものの、自宅以外の場所でもトイレシートでできるようになるまでかなり時間がかかりました。

今でも、特に見知らぬ人や犬がいる慣れていない場所では、誘導してやらないとトイレシートでできない場合もあるため、常に見ていられない場合にはマナーパンツを使っています。

うちの子のようにそもそも何事も覚えるまで時間のかかる子の場合は、何度も何度も繰り返して、徐々に徐々にできるようになるケースもありますので、あきらめずに根気よく教えていくのが肝心です。