愛犬の皮膚の状態は大丈夫ですか? | 胴長屋犬健

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胴長屋犬健の島田です。

今回はトレーニングの話から離れて「皮膚」の話です。

うちの看板犬クルゾンは、毎年夏場になると「膿皮症」になっており、一昨年は8月上旬に、昨年は7月下旬に動物病院のお世話になったことがあるので気をつけていたのですが、今年は、6月下旬、7月下旬、8月下旬と1ヶ月おきに膿皮症になってしまいました。

膿皮症は、皮膚に感染した細菌が何らかの原因で異常に増殖し、皮膚が部分的に赤くなり、徐々にかゆみも生じる皮膚の病気です。

膿皮症

免疫力が低下したり、合わないシャンプーを使ったり、スキンケアが適切でない場合などに起こります。

幸い、クルゾンの場合は、ごく初期に抗生物質(ラリキシン錠)の投与と薬用シャンプーによる洗浄で治っているので助かっていますが、なかなか治らない場合もあるようです。

特に免疫力が低下するとなりやすい子もいるので、免疫力をアップする食事を心がけるのも予防のひとつになります。

炎症を抑える効果のあるオメガ3脂肪酸を多く含んだ食品(魚介類、亜麻仁油など)や、皮膚や被毛を健康に保つオメガ6脂肪酸(リノール酸)を多く含んだ食品(紅花油、ひまわり油、ごま油など)をバランスよく摂取することで予防や改善が期待できます。

ただ、特に夏場は気をつけているクルゾンの場合も、気付いたら膿皮症になっているということもあるので、食事に加えて、日頃の健康チェックも大切ですね。

ごく初期であれば、抗生物質ですぐに治るという場合も多いので、変だなと思ったら動物病院に連れて行きましょう!

なお、膿皮症以外にも皮膚疾患には色々ありますが、今年は暑さと湿度の影響で、皮膚疾患になるケースが例年に比べて多いとのことです。

まだしばらくは、暑さと湿気が続くと思いますので、皆さんも気をつけてあげて下さいね。

ちなみに、皆さんのワンちゃんは、動物病院は平気ですか?

動物病院が苦手な子は意外に多いですが、クルゾンの場合も去年の夏頃までは苦手でした。

でも、今ではリラックスしていられるようになりました。

待合室でリラックス

↑待合室ではこの表情でリラックスしていられますが、さすがに診察台に上がると降りたくて仕方なくなります(笑)

ただ、パニックにはなりませんし、診察も注射も大人しく受けられるので問題ありません。

昔は、今以上に犬が苦手だったこともあり、他に犬がいると落ち着かず、待合室からすら逃げたくて仕方なかったような状態でした。

しかし、ノミダニの薬を1~2ヶ月毎にもらいに行くようにし(体重をはかって薬をもらうだけなので大して怖くない)、オヤツをあげるようにしていたら徐々に慣れ、今ではリラックスして待てるようになっています。

これが、パニックになるような子だったり、人が苦手で先生に噛みついてしまうような子だったりすると、診察も治療もままならないことになったりして、大変ですよね。

できるだけ、社会化期(生後3ヶ月頃まで)に慣らすように、その後も継続的に社会化を続けることで慣れていきます。

最初が肝心ですが、もちろん、大人になってからでも時間をかけていけば十分に慣らしていけますので、諦めずに愛犬に寄り添って慣らして行っていただきたいと思います。

もちろん、それがストレスになって逆に可愛そうな状況になることもあるので、無理は禁物ですが。

動物病院が苦手なワンちゃんにお困りの飼い主さん、胴長屋犬健まで気軽にご相談くださいね