胴長屋犬健の島田です。

先日、Yahoo! JAPANニュースに「日本犬のしつけ、5つの御法度 厳しいだけでは悪影響も」という記事が掲載されていました。
※今は記事が消えていますが、sippoこちらの記事と同じ内容です。

内容としては、「無理な姿勢の強要」「無意味な習慣や犬が好まない触れ合い」「体罰、説教、大声で叱る、といった叱り方は暴力でしかない」「食事時の誤った習慣で攻撃的になる」「上下関係などの横暴で一方的な関係」という5つを御法度と記載されています。

これは日本犬に限らず、洋犬でも一緒ですから、一度読んでおかれると良いと思いますが、ちょっと補足的に色々書いてみたいと思います。

無理な姿勢の強要

犬が嫌がる姿勢を無理矢理させるのは信頼関係を崩すことにもなるので良くありませんが、診察や健康チェックをしようと思ったら、嫌な姿勢をとってもらわなければいけない場合もあります。

そのため、特にパピーの場合には、リラックスポジション(人が座った状態で両足の間に仰向けで寝た状態)の練習をおすすめしています。

無理矢理仰向けにして押さえつけておくのではなく、仰向けになった状態でいられたらご褒美(オヤツなど)をあげることで、最初は嫌がるかもしれませんが、何度もやっているうちに、束縛は嫌なことではないというイメージを持つようになってくれます。

練習する際には、無理矢理押さえつけないとか、オヤツをあげるタイミングとか、逃れたくて手を甘噛みしてくるのを防ぐ方法など、色々注意しなければならないこともありますので、実際に行う場合にはドッグトレーナーまでご相談いただきたいと思います。

体罰、説教、大声で叱る、といった叱り方は暴力でしかない

先日、吠えた時にリードをガツンと引っ張ってやめさせるトレーニングを受けた小型犬に合いました。

幸い、先制攻撃で噛むようにはならずに済んで良かったと思いますが、男性の訓練士だったそうで、人は大好きなものの、男性に首回りや背中を触られるのを極端に嫌がるようになっていました。

犬の体格や性格などによっては、それで教えることもできるのでしょうが、小型犬で臆病な子であれば、体罰でしかないでしょうし、噛み癖に発展してしまう可能性もあります。

それよりも、NRM(No Reward Mark=ご褒美がもらえない合図)を教えて、時間はかかるかもしれませんが合図でやめられるようにしていった方が良いと思いますし、環境を変えるだけで問題行動が収まることもあるので、より優しい方法で解決できないか考えていただきたいと思います。

食事時の誤った習慣で攻撃的になる

信頼関係がしっかり築けていない段階で、「犬がゴハンを食べている時、食器に手を入れたり食器を取り上げる」ことを繰り返すと、飼い主はエサを奪う存在になってしまう可能性がありますが、信頼関係がしっかり築けていれば、特に問題はないと思います。

信頼関係を築く意味でも、飼い主さんがエサを一握りして、少しずつ食器にエサを入れてあげると良いと思います。

犬に攻撃性がないなら、食器を使わずに手から直接エサをあげるのも効果的です。

飼い主さんの手は、食べ物が出てくる魔法の手なのです。

上下関係などの横暴で一方的な関係

以前も書きましたが、「主従関係」は必要なく、「信頼関係」が必要なのです。

強制的にではなく、愛犬が自ら飼い主さんを信頼し、尊敬してくれるようになれば、自ずから指示にも従ってくれるようになります。

以前から「しつけはコミュニケーション」と書いてきましたが、自分の要求をどうやったら愛犬にうまく伝えられるのかを考え、実践し、逆に、愛犬が何を欲しているのかを汲み取り、要求してくる前に欲求を叶えてあげられるようにし、愛犬が指示に従ってくれたら感謝する、そういった双方向の良好なやりとりが重要だと思います。

そうすれば、お互いに幸せな生活を送れるようになると思いますよ!

そんなわけで、日本犬に限らず、愛犬のしつけで悩まれた際には、胴長屋犬健まで気軽にご相談いただければと思います

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