NRMを使ったヒールウォークを練習しました(ミックスのCくん) | 胴長屋犬健

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胴長屋犬健の島田です。

ミックスのCくん(♂7ヶ月)のレッスンですが、あと2回でレッスンも終了予定です。

Cくんは我も出てきて、トレーニングを楽しんでいるかと思えば、気が散ってもうやらないと嫌々してみたりすることもあり、この3ヶ月でCくんもかなり成長しました。

1歳をすぎれば徐々に落ち着きも出てくるでしょうが、今は元気がありあまっていて、まだまだ手のかかる子供という感じです。

以前のような甘噛みはしなくなりましたが、人がつねるように前歯で噛むようになり、私はやられませんが、飼い主さんが噛まれて痛い思いをしています。

というわけで、飼い主さんが望まない行動をしたときに、合図で行動を止められるようにする練習を行っています。

CくんのNRMの練習1

「No Reward Mark」(ご褒美がもらえない合図)の略で「NRM」と言います。

CくんのNRMの練習2

最初は、オヤツを勝手に食べようとしたら、合図と同時にオヤツを取り上げることを繰り返して教えていきます。

特に怖がりな子の場合は、オヤツを取り上げられただけでビックリして恐怖を感じることもあるので、信頼関係がある程度築けていないと信頼関係が壊れる可能性もありますが、Cくんと飼い主さんの信頼関係はしっかりしてきているので、多少のことでは揺らがないでしょうから心配もありません。

生後6ヶ月を過ぎたので、もう大丈夫だろうと判断し、1ヶ月ほど前に練習しました。

ある程度NRMを理解したところで、他の練習の中でも合図で止められるように教えていきます。

今回は、ヒールウォークの練習をしながら、オヤツやオモチャを床に置いておき、それらに向かおうとしたらNRMを出して阻止し、気にせず歩けたらほめることを繰り返しました。

Cくんのヒールウォーク(NRM)の練習1

元々オヤツはNRMで勝手に食べずにいられるようになっていたので、オモチャに変更して練習しました。

Cくんのヒールウォーク(NRM)の練習2

最初はオモチャで遊ぶ気満々でしたが、NRMを出しながら、オモチャへ飛びつくのを阻止することを繰り返す内に、オモチャを無視できるようになり、NRMでも止められるようになっていきました。

しかし、ただ単に阻止していただけではそんな風にはなかなかならず、ずっとオモチャに突進していたかもしれません。

途中、阻止しようとした飼い主さんをCくんがスルーしようとしたときに、軽く足を踏まれてしまい、ちょっと痛い思いをしたことで、オモチャを無視できるようになっていったのでした。(^◇^;)

Cくんは、合図で止めなきゃいけないのは何となくわかってるはずなのですが、パピーらしく、飼い主さんへの甘えもあって、合図を無視しても許してもらえるだろうくらいに思っていたかもしれません。

でも、それを無視してオモチャに行こうとしたら、足を踏まれて痛い思いをし、甘えの気持ちが吹き飛んでしまったようです。(^_^;)

その後は、きちんとお利口さんに指示に従って歩けるようになりました♪

今回は、Cくんが自業自得で痛い思いをし、「嫌なことが起こる」ので、NRMが出たら行動を止めようと理解したかもしれないのが、私としては残念なところです。

本当は、勝手にオヤツやオモチャに行こうとするとNRMを出されて阻止されてしまう、つまり「良いことがなくなってしまう」ので、NRMが出たら行動を止めようと理解してもらいたかったのですが、ま、これはこれでヨシとしましょう。

そんなわけで、ダメと言っても愛犬が言うことを聞いてくれずに困っている飼い主さん、胴長屋犬健まで気軽にご相談ください

一緒に練習して、ちゃんと合図で行動を止めてもらえるようにしていきましょう!