「マウスケアメンター」になりました! | 胴長屋犬健

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胴長屋犬健の島田です。

先週、株式会社KPSが認定している「マウスケアメンター」の講習に参加してきました。

マウスケアメンター認定証

知り合いのドッグトレーナーが参加して勉強になったという話を聞き、以前から参加したかったのですが、東京では半年に一度程度の開催で、これまでタイミングが合わずに受講できなかったのです。

講習会自体は無料なのですが、実際に受講してみると内容は濃く、4時間みっちりと勉強させていただきました。

犬の歯の構造やなぜマウスケアが必要なのかなど、フジタ動物病院の藤田先生監修のテキストやその他の資料も使った講習はとてもわかりやすく、受講して正解でした!

これまでも、時々ワンちゃんの口臭のお悩みや歯磨きできないと言った相談を受けたことはあるので、ある程度アドバイスはしていました。

しかし、ありきたりの話しかできていなかったので、今回の講習を受けたことを活かしてもっと上手にアドバイスできればと思います。

あ、そうそう、そもそも『「マウスケアメンター」って何?』と思われるかもしれませんが、

「お客様に、マウスケアの重要性を納得いくまで伝える事が出来る、知識・知恵・感性・行動力のあるスタッフで、お客様との関係性を築き、支援、伝承する事が出来る人」

だそうです。

つまりは、マウスケアの重要性を伝えたり、支援したりすることができる人ってことですね。

人間の場合でも「歯周病は万病の元」と言われますが、ワンちゃんも同様です。

歯垢は歯磨きすれば取れますが、放っておくと石灰化して歯石になってしまいます。(歯磨きで歯石は取れません)

人間なら歯垢が石灰化して歯石になるまでに3週間くらいかかるところ、ワンちゃんは3~5日で歯石になってしまいます!(2~3日という話もあります)

歯石の表面はざらざらしているので、歯垢がつきやすいため、歯磨きしないとさらに歯垢がつき、それが歯石になり、歯垢がつき・・・と無限ループに陥るわけです。

歯垢は単に食べ物のかすというだけではなく、その中で細菌がうようよと繁殖しています。

細菌が繁殖したことで、歯の周りの肉に炎症が起きると「歯肉炎」となって腫れ、更に細菌が繁殖して悪化すると「歯周炎」となり、膿が溜まる歯槽膿漏(しそうのうろう)や、歯の土台となる歯槽骨(しそうこつ)が溶けて歯がぐらつき、抜けるということにもなりかねません。

もっと悪化するとあごの骨まで溶けて薄くなり、ちょっとした衝撃であごの骨が折れる・・・なんてことも起こりえます。

最終的には、歯周病の原因菌が血管に乗って全身に運ばれ、動脈硬化や心臓疾患、肺や肝臓、腎臓などにも悪影響を与える可能性もあります。

その結果、手術が必要になってしまうこともあるわけで、将来的に、ワンちゃんのQOL(生活の質)を高く保つためにも、余計な出費をしないようにするためにも、マウスケア、特に歯磨きはしっかりして欲しいと思います。

でも、うちの子は歯磨きさせてくれなくて・・・という方、うまくトレーニングすれば歯磨きが大好きな子になってくれるかもしれません!(^_^)

歯磨きが難しくても、他の方法でマウスケアをすることもできます。

上手に歯磨きするコツや、マウスケアの方法などをお知りにになりたい方は、気軽に胴長屋犬健までご相談ください

今回、マウスケアとそのトレーニングのみのご相談に関して「1時間2,000円」でお受けいたします。(2016年12月31日まで)

通常は、しつけ相談の内容になるので5,000円ほどいただいてもおかしくない内容ですが、マウスケアのことはまだまだ勉強中なので、割引価格で実施します。

トレーニングの方法としては、他にも応用できるのでお得ですよ♪