しつけをしよう③ しつけはコミュニケーション | 胴長屋犬健

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胴長屋犬健の島田です。

年明けから体調を崩してしまい、なかなかブログを書けずにいました。

うちのワンコの散歩にすらなかなか行けずにかわいそうな状況だったので、改めて健康は大事だと気付かさせられました。

皆さんも風邪など召しませんよう、ご自愛ください。

By: zolakoma  CC BY 2.0

さて、前回の「しつけは気づき」では、望ましい行動に対して気づくことが必要と書きました。

しかし、気づくことが必要なのは、何も望ましい行動に対してだけではなく、あらゆる行動に対しても気づいてあげることが必要です。

望ましくない行動もそうですし、体調不良や怪我、精神状態、何を望んでいるかにも気づいてあげることも重要です。

まずは気づかないことには、何もしてあげられないからです。

気づくには、日頃からワンちゃんの様子や行動、健康状態などを観察し、ある程度理解しておく必要があります。

また逆に、ワンちゃんに色々気づいてもらうことも重要になってきます。

人が何を望んでいるのか、どういう行動が正解なのかに、早く気づいてもらえれば、それだけ早くルールを憶えてくれるようになります。

あとは、こちらの望みをどう伝えるかと言うことですが、一番簡単なのは、ボディランゲージで伝えると言うことです。

もちろん、言葉で伝えることもできますが、ワンちゃんにとってわかりやすいのは「ボディランゲージ」でコミュニケーションを取ることです。

なぜなら、犬同士はボディランゲージでコミュニケーションを取っているため、相手が人間でも、身振り手振りや顔の表情などの方が理解しやすいのです。

「オスワリ」という言葉で指示されるより、「オスワリ」を意味する手振り(ハンドシグナル)の方が指示が理解しやすいわけです。

ところが、人はどうしても言葉だけでワンちゃんをコントロールしようとしてしまいます。

言葉だけで指示に従わせようとしたら、ある程度の練習が必要になりますが、練習しないまま、必死に「オスワリ!」を連呼したところで、ワンちゃんは意味が分からず従わないでしょう。(偶然座ることもあるでしょうが)

また、言葉だけで何とかしようと思うと、従わないワンちゃんにイライラして感情的にもなってしまうものですが、感情が先走っている状況では、ワンちゃんは「怒っている」とか「イライラしている」ということしか理解できません。

つまり、感情しか伝わらず、「人が何を望んでいるか」が伝わらないのです。

さらに、犬は興奮している相手には従わないため、そのことにイライラして、ますますエスカレートして感情的になってしまうという悪循環に陥ってしまいます。

これでは、コミュニケーションが取れているとは言えません。

まずは、何かを伝えたいと思ったら、感情的にならず、心を穏やかにし、伝えたいことに意識を集中して対話することで、こちらの要望が伝わりやすくなります。

そうやってコミュニケーションをしっかり取っていけば、お互いの望みが伝わりやすくなり、今は関係性が崩れているとしても、いずれお互いの関係性も良くなっていくでしょう。