バンビーノのダンソンに見る飼い主さんの落とし穴 | 胴長屋犬健

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胴長屋犬健の島田です。

最近、お笑いでリズムネタが流行っているそうです。

8.6秒バズーカとかバンビーノとか。

しかし、リズムネタは内容がなくてリズムだけで笑わせようとしているものなので、内容も伴うもの、例えば、昔であれば牧伸二さんとか、ちょっと前だとテツandトモとか、COWCOWとか、リズムの中にちゃんとしたネタが仕込まれているもの(意味がある笑い)と比べたら、賞味期限は非常に短いのかなと思います。

ちゃんとしたネタを含むものは、たとえ一発屋ではあったとしても、続けていればその後、再評価される可能性は高いと思います。

何せ、ネタさえ時代に合わせた物にできれば、次の世代にウケる可能性はありますからね。

かなり脱線しましたが、最近、バンビーノのネタである「ダンソン」を見ていて、「これって飼い主さんがやりがちなことだよね」と思っている今日の頃だらからです。

どういうことかというと、飼い主さんがワンちゃんに対して日常的に行っていることのひとつに、ワンちゃんをオイデと読んだり、興味を引くようなことをしたりして、ワンちゃんが来たときに、ワンちゃんに何をしているか、といういことです。

「ダンソン」は、意味不明な歌を歌って踊りながら獲物をおびき寄せ、捕まえるネタですが、同様に、飼い主さんがやりがちなのが、ワンちゃんを呼んで、来たら捕まえて、爪切りや耳掃除、シャンプーなど、ワンちゃんが嫌なことをしてしまうということです。

そうすると、ワンちゃんは呼ばれて近づくと嫌なことをされると学習したり、あるいは、嘘をつかれた、裏切られたなどとも思って信頼関係が崩れてしまう可能性があります。

そうなってくると、呼ばれたときに、近づいていった方が良いのか、近づかない方が良いのかと疑心暗鬼になり、徐々に近寄らない方を選択するようになるかもしれません。

人間同士でも同じですが、信頼関係というのは、尊敬(尊重)、信頼、協力、共感の4つから成り立っています。

例えば、人間でも、上司に呼ばれたときに毎回嫌みなことを言われていると、上司に呼ばれるだけで嫌な気分になっていくものです。

毎回、嫌なことをするのは、信頼を裏切る行為となっていきますので、あまり良いことではありません。

そういった意味で、ワンちゃんにとって良いことをするときは呼んでも良いですが、嫌なことをするときは呼ばずにさっと捕まえてやってしまう方が良いのです。

ただし、捕まえるときの雰囲気を察して逃げる子もいるので、練習として、あえて捕まえた上で、オヤツをあげてすぐに離してあげるような練習もしておくと、捕まえられても嫌なことばかりではないと学習するので、良いかと思います。

一度信頼関係が崩れてしまうと、信頼を取り戻すのに時間がかかる場合もあるので難しいのですが、そこはワンちゃんが理解しやすい行動や、一貫性のある行動を取ることで取り戻せる場合も多いでしょう。

また、いかに飼い主さんがワンちゃんにとって魅力的な存在になるかというのも大きいかと思います。

胴長屋犬健では、呼んでも来てくれないようなワンちゃんとの関係性の再構築のお手伝いもしておりますので、お困りの方はご連絡下さいね!