ハウストレーニングの例 | 胴長屋犬健

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胴長屋犬健の島田です。

以前、ハウストレーニングのやり方について書きましたが、現在、うちの看板犬クルゾンに、ハウストレーニングを行っています。

先日までサークルを使っていたのですが、サークルが場所をとっていることもあり、また今後のことも考えてクレートを買ってみました。

とはいえ、結構大きいクレートなので、面積・体積ともに半分くらいしか空きませんが(笑)

2年近く前、パピーの頃には、サークルの中にクレートを入れていたこともあり、自主的には入らないものの、これまでもクレートに入れれば大人しくはしていられました。

しかし、やはり購入したクレートには自主的に入れず、オヤツを投げ入れても、怖がってなかなか入れませんでした。

怖がるのも自主的に入れないのも困りますので、再度ハウストレーニングを行いましたが、参考になると思うので掲載してみますね。

クルゾンは、クレートを組み立てた直後、怖がって部屋の端の方に行ってしまったので、分解して抵抗が少ないと思われる下半分だけにしてみました。

下半分にしたら少し近づけましたが、間近までは行けないようなので、オヤツを床に点々と置いて、クレートの方まで徐々に誘導し、クレートの上にオヤツを置いたところ、下半分だけなら乗ったり降りたりできるように。(ここまで5分くらい)

再度クレートを組み立てなおしてみましたが、やはり上半分がつくと、入り口近くで止まってしまいます。

そこで、入り口の外や、入り口の中すぐのところ、少し頭を突っ込まないといけないところなどにオヤツを置き、頭を突っ込めるようにしていきました。

さらに、少しずつオヤツを奥の方に入れていくと、最初こそ恐る恐るでしたが、徐々に上半身なら入れるようになった・・・のですが、そこから全身を中に入れるようになるまでは、長い戦いでした(といっても30分くらいですが)。

オヤツを投げ入れると追いかけて入ることは入るようになり、恐る恐るという感じはなくなったものの、後ろ足だけは外に残されたままなのです。

何度やっても後ろ足が残っているものの、もう怖がってはいないようなので、最後の一押しをしてみることにしました。

お尻を軽く押してみたのです。

本当に嫌なら、そっと触っただけでもパニックになる場合があるので、無理をさせないようにしていただきたいのですが、クルゾンの場合は恐怖を克服していたこともあり、すんなり入っていきました。

すぐに方向転換して出て来ましたが、特に怖がっている様子もなし。

そこで、またオヤツを投げ入れてみると、今度は自分から中に入っていき、後ろ足も中に入れて、オヤツを食べてから出てきました。

ここからは、怒濤のほめ攻撃です!!

オヤツを投げ入れる→入る→ほめてオヤツ→出る→オヤツを投げ入れる→・・・の繰り返しです。

さらに、中に入ったあとすぐに出てこない一瞬をとらえて、オスワリを指示してみたところ、素直にオスワリしたので、そのままほめ続けました。

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翌日からは、ハンドシグナル(視符)でハウスに入る練習をし、「ハウス」の言葉も付けられるようになりました。

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扉を閉める練習もしようとしたのですが、上から降ろす扉であるためか、扉を閉めようとすると急に怖がってしまうため、なかなか練習できない状況でした。

その後、ご飯はクレートの中に入れて食べさせるようにしたのですが、これによってクレートにもどんどん慣れていきました。

20150701a

また、看板フェレットのククがクレートを気に入り、散歩中に寝てしまうくらいになったこともあり、遊んでいる時は一緒に中に入ることもあって、さらに慣れていったということもあります。

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その後、扉も、オヤツをかじらせながら、少し扉を動かす・・・という地道な練習を繰り返し、まだ嫌がりはしますが、閉められるようになりました。

それと同時に、しばらく扉を閉めておくことも繰り返しているうちに、閉めていれば、中で大人しくしていられるようになっていきました。

20150701b

さらに、扉を開けているときでも、中でじっとしている練習を繰り返していたのですが、どうしてもすぐに出てきてしまうので、もっと時間をかけないと難しいかなぁと思っていたのですが、ふと気付いたら、開けっ放しのクレートの中で寝ていました!

20150701c

たぶん、ジェルシートの汚れを洗った後だったので、冷たそうな所を探して移動しているうちに、たまたまクレートに入って寝たのだと思われますが、写真を撮ったときのシャッター音で目覚めて、すぐに出てきてしまいました。

しかし、これで大分慣れたことがわかります。

それでも、「クレートが好き」というレベルまでには行っていないので、引き続きハウストレーニングを行っています。

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↑馬のアキレスを投げ入れて、喜んで飛び込んでいくクルゾン(笑)

こうやって好きになるようにさせていきますが、中でじっとしている練習も兼ねて、出てきてしまったらアキレスを取り上げて、再び中に投げ入れています。

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何度も繰り返すと、徐々に外に出ると取り上げられてしまうことがわかり、徐々にクレートの中で食べるようになってきました。

ただ、食べ辛いのか時々出てくるため、取り上げては中へ投げ入れることを繰り返しているうちに、最後は中で食べきりました!

また、クレートを好きになってもらうだけでなく、「ハウス」の指示で入れるようにするトレーニングもしています。

今までは、「ハウス」と言った後で、ハンドシグナル(視符)を出して指示していましたが、今は「ハウス」だけで入れるようになりました。

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うちでは、こんな感じで練習していますが、参考になれば幸いです。

他にも色々なやり方で練習していますし、また動画はかなりテンションを押さえていますが、普段はもっとクルゾン共々ノリノリで練習しています(笑)

また、クルゾンと違って全然怖がらないワンちゃんなら、オヤツを投げ入れれば最初から中に入れるでしょうし、クルゾンよりも怖がりなワンちゃんであれば、近づくまでにも何日かかかる場合もあるでしょうから、そこは、ワンちゃんの性格を考慮しながら、どんなやり方が適しているのか考える必要があります。

そうやって、ワンちゃん毎にトレーニング方法を変えていく必要がありますから、無理をさせずに、少しずつトレーニングさせてあげて下さい。

ハウストレーニングのやり方で迷っている飼い主さん!!

胴長屋犬健まで気軽にご相談いただければ、ワンちゃんに適したトレーニング方法をご提案しますので、お任せ下さい!!