ハンドターゲットとアイコンタクトの練習(Gちゃん、Aちゃん、Tくん) | 胴長屋犬健

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胴長屋犬健の島田です。

Tくん、Gちゃん、Aちゃん

先日から、Gちゃん(写真中央)、Aちゃん(写真右)、Tくん(写真左)のレッスンを行っています。

今回、Gちゃん、Aちゃんはピンポン吠えがあり、Aちゃんは散歩中の犬への吠えもあり、そちらがメインのレッスンになります。

また、迎えたばかりのパピーのTくんにアイコンタクトやオスワリなどの基本的なトレーニングも行っていきますが、Gちゃん、Aちゃんの吠えに対しても有効なので、一緒に練習していきます。

実は、Gちゃん、Aちゃんは、以前、別のドッグトレーナーについて練習していたそうなのですが、吠えについてはある程度改善したものの、新たに迎えたTちゃんまで吠えるようになると困るということで、今回ご依頼いただきました。

最初会ったとき、Gちゃん、Aちゃんは、来客を警戒し、さらに興奮して過剰に吠えていましたが、先日も書いたように「見ない、触らない、話しかけない」ことで徐々に落ち着いていき、吠え止みました。

人が苦手なわけではなく、吠え止んでからは私に対する興味に変わり、落ち着いたところでオヤツをあげてからは、徐々にフレンドリーになってくれました。

ただ、毎回訪れる度に落ち着くまでは吠えてしまいますし、特にGちゃんは要求吠えもあるので、今のところレッスン中はうるさいです。

それでも、ほとんどのレッスンでは最終回に近づくにつれて、徐々に静かになっていくはずなので、変化を楽しみたいと思います。

さて、これまで、犬への接し方やしつけの話をしたり、ピンポン吠えへの対処方法などを説明&実践したりしてきましたが、今回はTくんのトレーニングです。

まずはTくんのハンドターゲットの練習です。

Tくんのハンドターゲット1

人の手を追いかけて、手の甲に鼻をタッチするのがハンドターゲットです。

この練習をすることで、人の手に良いイメージをもってもらったり、人の手に注目し、追いかけるようになってもらいます。

手を追いかけるようになってくれると、オヤツを使って誘導しなくても、手だけで誘導できるようになるので、行動を教えやすくなりますし、いずれ指さした先に移動させるとか、指さしたものを咥えて持ってくるといったことにもつなげやすくなります。

Tくんはなかなか優秀で、すぐにハンドターゲットを覚えてくれました♪

Tくんのハンドターゲット2

その後は、アイコンタクトの練習です。

Tくんの場合は、名前を呼んだらアイコンタクトをとるように教えていきますが、Gちゃん、Aちゃんは、今以上にしっかりアイコンタクトがとれるようになってもらいます。

基本的なアイコンタクトの練習に加えて、足下に置いたオヤツに注目せずに、アイコンタクトを取る練習もやってみました。

Gちゃん、Aちゃん、Tくんのアイコンタクトの練習

GちゃんもAちゃんも、Tくんも、最初はオヤツが欲しくて飛びついてきたりしました。

しかし、オヤツでもオモチャでも、人が持っている間は「人の所有物」ですので、飛びついて欲しがるというのは、ちょっと人への尊重が足りません。(Tくんはパピーなので仕方ありませんけど)

相手が犬だったら、ケンカになってもおかしくありません。

というわけで、人を尊重し、オヤツ(人の所有物)にガツガツ行かずに、落ち着いてオスワリし、アイコンタクトを取ることを教えていきます。

とはいえ、基本的には、アイコンタクトを取ってくるまで無言で待つだけです。

GちゃんとTくんはすぐにルールを理解して、アイコンタクトできるようになりましたが、Aちゃんはオヤツをガン見して、時々しかアイコンタクトがとれません。

「オヤツに執着しているとかえってオヤツがもらない」ことに気づき、執着せずに「アイコンタクトした方が良いことがある」とわかってくれれば、色々な場面で人に注目することを学ぶきっかけになるので、もっとアイコンタクトを取ってくれるように練習を続けて欲しいと思います。

なお、これにもやり方はあるので、「アイコンタクトを取ることが正解」というルールをちゃんと伝えられるようにやらないと、オヤツへの執着心を断ち切れずにアイコンタクトを取ってくれなかったり、ガツガツくるのをやめなかったり、ずっと要求吠えを続けるなど、結局練習にならない場合もあります。

もし、アイコンタクトを取ってくれなかったり、オヤツに執着しすぎたり、ご飯の時などに興奮しすぎて困っている場合には、気軽に胴長屋犬健までご連絡いただければと思います

一緒に練習しましょう!