マテができなくたって問題ない <柴犬Gくんのレッスン☆6回目> | 胴長屋犬健

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胴長屋犬健の島田です。

ここのところバタバタしていたり、風邪をひいたりでブログの更新が開いてしまいました。

皆さんも、体調には気をつけてくださいね☆

さて、先日、柴犬のGくん(♂8ヶ月)のレッスンに行ってきました。

前回のレッスンでは「マテ」の練習をしましたが、今回はマテの練習の後編です。

前回は、人が10メートル離れた状態で、1分間待っていられることを目標に練習しました。

もちろん、部屋の中での練習では10メートルも離れられないので、部屋の対角線程度の距離で1分を目指して日々の練習を続けてもらいました。

まだまだ練習は必要ですが、3メートル強離れて30秒くらいなら待てるようになってしました!(^_^)

このまま練習を続けていけば、すぐに目標をクリアできそうです。

なかなか優秀なGくんですが、今回のレッスンでは難易度が一気に上がります。

どんな練習をするかというと、オスワリして待たせた状態で、Gくんの周囲を回るのです。

普通に回れるようになったら、手を叩きながら回ったり、足早に回ったりと刺激を加えていきます。

なぜそんな練習をするかというと、日常生活の中で遭遇する様々な刺激に対しても動じることなく、「ヨシ」と言われるまで待てるようになってもらうためです。

多少マテるようになったワンちゃんでも、周りを回ろうとしただけで動いてしまうことが多く、周囲を回れるようになるだけでも結構時間がかかることが大半です。

最初は横まで回っただけでほめたりしながら、少しずつ大きく回れるようにしていくことが多いのですが、Gくんはさすがに優秀です!

時々釣られて動いてしまうことはありましたが、何度か練習するうちに、少しの刺激であればだいぶ動かずにいられるようになりました。(^_^)

こうやって室内で刺激があっても動かずにいられるようになれば、屋外で待たせるときにも動かずにいられるようになっていきます。

もちろん、屋外での練習も必要ですけどね。

しかし、正直なところ、別に「マテができなくたって問題ない!」のです。

日常生活の中で何の問題もなく、困っていないのであれば、マテができなくても問題ないでしょう?

日常生活の中で活かしてこそのオスワリであり、フセであり、マテです。

活かさなくても支障がなかったり、活かせないのであれば、できたとしてもただの「トリック(芸)」にすぎません。

しかし、散歩中の信号待ちや排泄物の処理のとき、ドッグカフェに連れて行ったとき、ドッグランで興奮しすぎているときなど、オスワリ・マテができれば、危険や迷惑行為を回避することができます。

分離不安気味なワンちゃんや、怖がりなワンちゃんには、マテを教えることで飼い主さんが離れていっても戻ってくる、待っていれば大丈夫ということを教えることで自信をつけさせてあげることもできます。

また、落ち着きのないワンちゃんには、落ち着いて待つことを教えることもできます。

なので、1日5分でも良いので、オスワリやマテなどのトレーニングを行って欲しいと思います。

トレーニング自体が愛犬とのコミュニケーションにもなるので、オヤツや遊びをご褒美にして、楽しく練習してくださいね♪

なお、ごはんのときにマテをさせている方もいらっしゃいますが、それは「おあずけ」であって「マテ」ではありません。

「勝手にごはんを食べない」ということと、「動かずに待つ」ということは違いますので、「うちの子はごはんのときしか待てなくて」というのは当然なのです。

しっかりとマテができるように教えてあげたいものですね。

ちなみに、看板犬のクルゾンは、室内ならしっかり待てますが、屋外では5メートル離れるのも難しく、時間も20秒待てたら良い方です。(^_^;

待たせる場所や周囲の状況によっても違いますが、警戒心も強く、私に対する依存心も強いので、どうしても不安になって動いてしまうのです。

ただ、2年半前(1歳半頃)は、室内ではある程度待てるのに、屋外ではまったく待てませんでしたから、大分マシにはなりました。

最近はそこまでちゃんと練習していないので、以前ほどは待てませんけどね。(^◇^;)