2017/06/22
胴長屋犬健の島田です。
前回『マテ』を練習したKくんですが、多少は待てるようにはなってきたようですが、もっと練習が必要です。
練習次第でバッチリ待てるようになれば、例えば、お散歩の時に排泄物の処理をする際に待たせておくことで、自転車にひかれたりする危険を避けることもできます。
いきなりちゃんと待てるようになるワンちゃんは少ないので、少しずつ練習を続けていくことが肝心ですよ。
さて、今回のレッスンは『フセ』の練習です。
フセ自体は、別にできなくても日常生活で困ることはありません。
しかし、愛犬とのコミュニケーションを取る方法を学ぶために、色々なことを教えてみるのは大切です。
愛犬に教えるというよりも、「愛犬に自分の意図を伝えるにはどうしたら良いか?」を学ぶ良い経験になります。
まずは簡単なことからはじめて、徐々に複雑なことを教えるようにしていくことで、お互いにコミュニケーションが上手に取れるようになっていきます。
Kくんは、最初はなかなか誘導してもフセの体勢になってくれませんでした。
試行錯誤していくうちに、Kくんがフセをしやすい誘導の仕方がわかったので、何度か繰り返してフセやすくなってきたところで、パパさん、ママさんに交代。
しばらくは、Kくんも誘導と「フセる」ということの関連性がわかっておらず、できたりできなかったりが続きました。
しかし、パパさん、ママさんの誘導が上手になってくると、「フセをすればオヤツがもらえるんだ!」と気づいたようで、徐々にスムーズにフセるようになってきました!
途中休憩を挟みつつ、徐々に手の動きを小さくしていき、ハンドシグナル(手の合図:視符)に近づけていったところで練習終了です。
胴長屋犬健では、最初から「フセ」の言葉をつけて教えることもありますが、ほとんどの場合はハンドシグナルで教えはじめます。
うるさい場所や静かにしていた方が良い場所で指示するときには、言葉ではなくハンドシグナルで指示した方が良いこともあります。
また、犬は言葉で会話をしない『非言語動物』ですから、ボディランゲージを使った非言語コミュニケーション(ノンバーバル・コミュニケーション)の方がわかりやすいのです。
そのため、ハンドシグナルで教えてできるようになってから、言葉で教えるようにした方が失敗も少なくなり、言葉を早く覚えてくれる可能性があります。
なので、次回のレッスンには「フセ」の言葉でフセをしてくれるようになっているかな~と思います。(^_^)
オスワリやフセ、あるいはオテのようなちょっとしたトリック(芸)など、なかなか愛犬が覚えてくれないという飼い主さん、お気軽にご相談ください!
一緒に楽しく練習していきましょう!(⌒∇⌒)