2016/11/04
胴長屋犬健の島田です。
前回「ボディランゲージだけでコミュニケーションを取ってみよう!」では、ボディランゲージでけでコミュニケーションを取ってみることをオススメしました。
これまで「しつけはコミュニケーション」と書いてきましたが、コミュニケーションが取れないことには人が望む行動、人が望まない行動を覚えてもらうことが難しいからです。
例えば、して欲しい行動に誘導して、正解の行動を取ったらほめてオヤツをあげて、徐々に誘導を小さくしていって、最終的にコマンドだけで行動してくれるように教えていくのが基本的な教え方です。
しかし、練習していても、いつまで経っても誘導を小さくできないようだと、ただオヤツが欲しいだけで誘導についてきているだけかもしれません。
それはまだ理解していない状態ですので、早く「もしかしてこう動けば良いのかな?」とワンちゃんに気付いてもらわないといけません。
そのためには、誘導のなくし方を工夫したり、ほめ方を工夫したり、オヤツに夢中になりすぎているならオヤツのランクを落としてみたりと、ワンちゃんが正解の行動に気付いてくれるように試行錯誤する必要もあります。
「その行動が正解だよ」とわかってもらうにも、ワンちゃんによっては結構時間がかかる場合もあるので、あきらめずに色々試してみましょう。
それがコミュニケーションを取るということに他なりません。
先日、レッスンしている2歳のダックスの女の子にフセを教えましたが、とりあえずフセてくれるようになるまで10分以上かかり、フセるのが正解だと気付くまで30分以上かかりました。
それでも、その後は飼い主さんと練習しても上手にフセられるようになっていきましたので、一度理解してもらえさえすれば後は楽です。
5分もかからずに理解してくれるワンちゃんもいれば、時間がかかる子もいますし、そもそもフセたがらないワンちゃんの場合はフセの状態になってもらうのにも大変な場合もあります。
それでもワンちゃんの性格や理解力にあわせて教えていけば、時間はかかってもいずれできるようになるはずですので、あきらめずに教えていきましょう。
看板犬のクルゾンの場合、マズルの上にのせたオヤツをパックンと食べられるトリックができるようになるまで1年かかりました。
そのくらいかかることもあるので、できることを少しずつ延ばしてあげて、ちょっとずつ最終的な行動に近づけていきましょう。
ワンちゃんが言うことを聞かないと腹を立てる人も中にはいますが、それは言うことを聞いてくれるように教えていない、つまりコミュニケーションを取っていないのが一番の原因です。
飼い主さん自信の責任でもあります。
どうやったらコミュニケーションが上手に取れて、こちらの望む行動を取ってもらえるかを考えて、試行錯誤してみましょう。
ダックスの女の子の飼い主さんも、練習していてすごく楽しいとおっしゃっていましたが、コミュニケーションが取れるということは楽しいものです。
お互いに無理せず、楽しみながら練習してみてくださいね!
もしもうまくコミュニケーションが取れないときは、胴長屋犬健までお気軽にご相談ください!
一緒に練習しましょう!(^o^)/