2016/10/31
前回「犬の社会化は重要です」では、犬は非言語動物でボディランゲージでコミュニケーションを取るということを書きました。
学習によって人間の言葉も多少は理解できるようになるものの、やはりボディランゲージの方が理解しやすいでしょう。
飼い主の仕草や行動、表情、匂い、言葉など、五感をフルに活かして読んで、飼い主の感情を推測したり、飼い主が何を考えているか、何を求めているか、これから何が起きるのかを推測し、行動に移しています。
なので、言葉よりボディランゲージで指示した方が伝わりやすい場合も多いわけです。
逆に、犬にも、嬉しい、楽しい、遊ぼう、怖い、不安、嫌だ、あっちへ行け、などなど、様々な感情がボディランゲージに表れます。
口を開けて嬉しそうな表情をしているならその通りの感情ですし、ストレスや不快感を感じたときにはあくびをすることもありますし、ストレスや緊張から解放された後に身体をブルブルと震わせることもあれば、不安や恐怖で尻尾を股の間に挟んだりすることもあります。
良くある誤解として「尻尾を振っているときは喜んでいる」というものがありますが、警戒しているときや不安なとき、攻撃的になっているときなど、興奮状態にあるときにも尻尾を振るので、尻尾を振っているから喜んでいると思って手を出したら噛まれた・・・ということも起こりえます。
身体の一部分だけ見て判断するのではなく、表情や耳の状態、身体の状態、尻尾の状態など全身の状態を見て判断する必要があります。
私も含めて、飼い主はそれらのボディランゲージを読み取り、犬の言いたいことを推測して、できるだけ彼らの欲求を叶えてあげたいものです。
以前から「しつけはコミュニケーション」と書いていますが、きちんとコミュニケーションが取れないとしつけはできません。
まずは人が何を望んでいるのかを犬に理解していもらわないと何も始まりません。
そういう意味でも、お互いにボディランゲージできちんとコミュニケーションが取れるようになりましょう。
というわけで、私も良くやっているのですが、ワンちゃんと
「1日言葉を使わずにボディランゲージだけでコミュニケーションする」
ことをオススメします!(^_^)/
果たしてどこまでコミュニケーションできるでしょうか?
ちゃんと自分の望んでいることがワンちゃんに伝わっていますか?
どうやったら自分の望みが伝わると思いますか?
試行錯誤してやってみましょう!
上手にコミュニケーションが取れないときは、胴長屋犬健までお気軽にご相談ください!
一緒にコミュニケーション方法を練習しましょう!(^o^)/