2016/04/11
胴長屋犬健の島田です。
先日はすごく集中してくれて、オスワリ、ヒールポジション、オテをすぐに覚えてくれたミックスのCくん(♂そろそろ6ヶ月)。
いつも楽しそうにレッスンを受けてくれて、物覚えの良いカニンヘン・ダックスフンドのAちゃん(♀そろそろ6ヶ月)。
生年月日が3日違いで、そろそろ生後6ヶ月になろうかという2頭ですが、犬種も性別も家族構成も違います。
でも、成長度合いは一緒なのか、前回のレッスンでは2頭ともすぐに集中力が切れてしまい、トレーニングつまんな~い、遊びた~い!な状況になってしまう状況に(苦笑)
それでも、Cくんはある程度フセを覚えてくれましたが、やってはじゃれ、やってはじゃれてくるの連続に・・・
Aちゃんは少しマテができるようにはなりましたが、すぐに他のことに興味が行ってしまい、なかなか連続して成功してもらえません。
Aちゃんはほとんど動きがないトレーニングなので仕方ないとは言え、2頭ともいつもの集中力がなかったのでした。
こんなとき、どうしたら良いのでしょう?
別に2頭とも、人間を馬鹿にして言うことを聞かないわけではなく、単に「こういうときもある」ということです。
(^◇^;)
人間だって、集中して何かできる日もあれば、まったく集中できない日もあります。
犬の集中力は個体差もありますが10~15分程度ですし、ましてやパピー、人間で言ったら小学校低学年くらいですから、そんなに長く集中できるわけもないのです。
今まで休み休み練習していたとは言え、長い時間集中できていたことの方が不思議なくらいです。
というわけで、こういうワンちゃんの気分が乗らないときは、さっさとあきらめることです。
(゚▽゚*)
モチベーションが下がった状態で(物覚えが悪くなっている状態で)続けても、効率が悪いだけですから、無理矢理トレーニングなんてしないに限ります。
以前書いたように「しつけはコミュニケーション」(双方向)ですから、無理矢理やらせることは一方的な行為であり、コミュニケーションを取らないと言っているようなもので、それは人間のエゴでしょう。
極端な話、「できた方が飼い主さんが楽」「別にできなくても犬は困らない」・・・ということなわけで、集中力がないときにはさっさと切り上げてしまった方が、お互いの関係を良好に保つためにも良いと思います。
ただし、じゃれついたり、遊び始めたりすれば、飼い主さんはあきらめくれる(トレーニングが終わる)・・・と覚えてしまうと今後に支障がでる可能性があります。
オスワリでもフセでも良いので、ワンちゃんができることを成功させてからトレーニングを終わらせましょう。
(* ^ー゚)
なお、実際のレッスンでは、さっさとあきらめるわけにもいかないので(お金をいただいていますしね)、ご褒美をオヤツから他の物(オモチャなど)に変えてみたりとか、トレーニングのやり方に変化を加えてみたりなど、集中を取り戻せるようにできることはしてから、それでもダメならあきらめます。
こういう時期はどんなワンちゃんにもありますので、ワンちゃんが成長していることの証と思った方が良いでしょう。
「こういうときもある」と温かい目で見守りながら、毎日少しずつでも良いので続けていってくださいね。
(^▽^)