2016/01/15
胴長屋犬健の島田です。
先日、パーソンラッセルテリアのJくん(♂1歳半)の2016年最初のレッスンに行ってきました。
前回、自動車に慣らすための方法などをアドバイスし、ドアの開け閉めに慣らす練習をしましたが、その後、年末年始にご実家に帰省された際には、特に問題なく車に乗って移動できるようになったそうです。
ご実家の方では、広々とした場所で走り回ったりし、自然を満喫して楽しんできたおかげか、以前よりもテンションが高めになったとのお話でした。
ちょっと遊びに誘ってみると、すぐに誘いに乗ってきて、テンションが高くなったのですが、まだ飼い主さんと暮らし始めてから1ヶ月くらいのときにオモチャで遊ぼうとしたときは、そこまでテンションが上がりませんでした。
これも、あれから2ヶ月、飼い主さんや場所にも慣れ、自分の居場所(安心できる場所)を見つけた結果かも知れませんね!
さて、今回のレッスンですが、フセを教えました。
最初はまったくフセの状態になるように誘導しても乗ってこなかったのですが、オスワリではオヤツがもらえるのに、フセの誘導をされているときはもらえないので、少し後ろに下がって、ちょっとあきらめ気味な雰囲気で、偶然フセをしたのです!
誘導についてきたわけではなく、本当に偶然伏せたのですが、ここぞとばかりにクリッカーを鳴らし、オヤツをたくさんあげて、ほめてあげました!(Jくんにはクリッカートレーニングをしています)
とはいえ、これでフセができるようになるかというと、そううまくはいきません。
その後、しばらくはまた誘導してもなかなか伏せてくれない状況が続きました。
何度も試すうちに、何となく「これはちょっと待ってれば伏せるかも?」という雰囲気を感じ、10秒近く待ってみたのです。
すると、Jくんは伏せてくれました!(感動)
2度目の成功でJくんは「手の合図(ハンドシグナル)で伏せる」ということがわかったようで、そこからは徐々に成功率があがっていったところで、パパさんに交代。
人が変わったことで、最初はJくんも戸惑っていましたが、すぐに理解してフセができるようになりました。
そこからパパさんに段々手を上にあげていってもらい、ハンドシグナルの最終形まで行っていただきました。
ハンドシグナルでできるようになってきたものの、オスワリの後でフセをするパターンを理解したJくんは、ハンドシグナルを出す前にフセをするように・・・
犬の学習能力は侮れないので、飼い主さんの指示を無視している訳ではなく、こうやって先読みして行動することは良くあります。
そこで、オスワリをほめたり、指示されていないのにフセをしたときはほめず、もう一度やり直すことを繰り返したところ、勝手にフセをしてはいけないことを理解してくれたJくんは、しっかりパパさんの指示を待ってからフセをするようになりました。(賢い!)
言葉(コマンド)でフセまでいけそうな気がしたので、パパさんにチャレンジしていただいたところ、何度か練習だけで、コマンドでフセができるようになったのでした。
今まで、オスワリやフセもできなかったJくんですが、順調に色々覚えてきていますね~
まだトイレの問題があり、トイレ回りの環境について色々アドバイスさせていただきましたが、日常生活に支障はなくなってきつつあるので、お互いに幸せな生活も目の前というところですね!
胴長屋犬健では、Jくんのように何もできない状態からでも、飼い主さんと一緒に楽しくトレーニングすることで、少しずつ色々覚えてくれるようにレッスンしています。
愛犬のことでお困りの飼い主さん、胴長屋犬健まで気軽にご相談ください!