ワンちゃんによって対応の仕方は千差万別 | 胴長屋犬健

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By: State Farm  CC BY 2.0

胴長屋犬健の島田です。

しつけ相談やレッスンをしていて、「○○では××と書いてあった」と言われることがよくあります。

ネットの犬のしつけの情報には、「△△のときには××すると良い」というようなことが書いてあるので、実際にやってみたけど効かなかったと言われることもあります。

そういった情報は、正しいこともあれば、正しくないこともあるので、鵜呑みにするのはよくありません。

それに、正しいことでも一般論(多数のケース)を扱っていることがほとんどですので、多くのワンちゃんには合っているかもしれませんが、ご自分のワンちゃんには合っていなかい可能性もあります。

例えば、『食糞』してしまう場合にも、その理由はひとつとは限りません。

飼い主さんが不在の場合にしたウンチは食べていないのに、飼い主さんがいるときには食べるようであれば、最初はウンチで遊んでいただけなのに飼い主さんが慌てて飛んできて片付ける様子が楽しくて、わざと食糞するようになった可能性も考えられます。

その場合には、飼い主さんの行動が引き金になっているわけですから、飼い主さんが行動を変えることで食糞しなくなる可能性があります。

また、ごはんの量が不十分で食糞している場合もあるでしょうし、ビタミンやミネラル不足で食べる場合、ウンチの失敗を叱られたことで隠そうとして食べる場合など理由は様々考えられます。

食糞に限らず、ワンちゃんにも個性がありますから、ワンちゃんの性格によって、しつけの仕方も変えていく必要があります。

基本的には、『ほめる』ことで「その行動が正しい」と教えてあげて、人が望む行動を取ってもらうようにしていきます。

『叱る』ことは、「不正解を教える」ことにはなりますが、「正解を教えていない」ため、望まない行動をそのときだけ止めさせることはできても、望む行動を取ってもらうことはできません。

望まない行動をやめさせようと努力するよりも、その状況でワンちゃんに取って欲しい行動を繰り返し繰り返し教える(『ほめる』)ことで、望まない行動の頻度を減らし、望む行動の頻度を増やした方が効果的です。

また、生まれつき陽気で物怖じしない子もいれば、臆病な子もいます。

例えば、多少のことではへこたれない子であれば、少しくらいきつく叱ったとしても平然としているでしょう。

しかし、臆病な子の場合、きつく叱ったことで飼い主さんに恐怖を感じるようになり、その結果、信頼関係を損なってしまう可能性もあるのです。

なので、ワンちゃんの性格をきちんと把握した上で、どうやってしつけたら良いのかをよく考えて対処していかなければいけません。

もちろん、「ほめていれば良い」「叱ってはいけない」ということではありません。

私も叱ることはありますし、へこたれないワンちゃんの場合は、多少きつめに叱ることもあります。

しかし、叱った後は必ず、こちらが望む行動に導いてほめています。

「不正解を示した後で正解を示す」ことを繰り返すことで、人が何を望んでいるのか(『ルール』)をきちんと伝えることが重要だからです。

また、『叱り方』も重要で、ワンちゃんに「その行動はダメだ」と通じないような叱り方ではダメです。

叱ってもやめないようであれば、その叱り方ではまったく通じていないわけで、叱るだけムダです。

同じ叱り方でも、通じるワンちゃんもいれば、通じないワンちゃんもいます。

それだけ、上手に叱るということは難しいことなのです。

叱っても通じていないようであれば、叱るのはやめて、徹底的に『ほめる』ようにしてみましょう!

『ほめる』のは、コツさえわかればそう難しいことではありません。

ワンちゃんの行動でお困りで、どうやってほめたら良いのかわからないという飼い主さん、胴長屋犬健までお気軽にご連絡ください

一緒に望ましい行動を引き出してあげましょう!(^ω^)ノ