2017/03/01
胴長屋犬健の島田です。
先日、カニンヘン・ダックスフンドのCちゃんの3回目のレッスンに行ってきました。
Cちゃんはちょっと臆病な生後9ヶ月の女の子です。
散歩の時も警戒してしまってなかなか歩けないとのこと。
『社会化期』(生後1~3ヶ月頃)に『社会化』が不足し、それ以降も『社会化トレーニング』が十分でないと、色々なものを怖がったり、警戒するようになることが多いです。(犬種特性や生まれつきの性格など個体差はあります)
Cちゃんの場合も社会化が不足しているため、色々警戒しますし、来客も苦手ですし、屋外も苦手です。
それでも、そこまで深刻なわけでもなく、私に対しても前回までは警戒して距離を取り、部屋の中に入るとソファーの下に隠れて様子をうかがっていたりもしていましたが、オヤツがもらえるとわかると突然態度が変わり、まったく平気になったくらいです(笑)
3回目ともなると大分慣れ、今回は玄関でオヤツを食べてくれて、その後は楽しそうにじゃれついてくれました♪
警戒心を解いたり、苦手な物を克服するのには、特別なオヤツを使うことが多いですが、食べ物に対する執着心が強い方が慣らしやすいので、その状況でオヤツが食べられるというだけでも全然違います。
うちの看板犬クルゾンは、生後2ヶ月で迎えた当初からすごく怖がる子で、来客やら屋外やら、色々な状況でオヤツが食べられない状況が続いたので、社会化トレーニングが大変な子でした。
今でこそオヤツが食べられる状況は増えましたが、まだまだ食べられないことも多いので、そういう意味では、知らない人からでもすぐにオヤツが食べられるCちゃんは、ちゃんと社会化トレーニングすればすぐに慣れてくれるタイプだと思います。
そんなわけで、初回は社会化の話をしたり、慣らし方のお話しをしたりし、『アイコンタクト』の練習をしたりもしました。
2回目は『ハンドターゲット』と『オスワリ』を練習しましたが、すぐに上手にできるようになりました。
今回(3回目)は『オイデ』(呼び戻し)の練習です。
アイコンタクトはかなり上達しましたが、それでもこちらを振り向くだけで、呼んでも来ないことが多いそうなので、「オイデ」と呼んだら楽しそうに飛んできてくるように、楽しく練習する方法をお伝えしました。
最初こそ、アイコンタクトは取れてもなかなか呼んだ人の所に来てくれないようなこともありましたが、最後は足取りも軽く、呼んだ人の所に来てくれるようになったCちゃんでした☆
アイコンタクトとオイデができるだけで、生活は随分変わります。
カウンセリングをした当時は、あまりアイコンタクトが取れなかったこともあり、飼い主さんもCちゃんとうまくコミュニケーションが取れずに苦労していました。
アイコンタクトが取れるようになってからは、徐々に意思疎通が図れるようになり、お悩みも少しずつ解消されてきているそうです♪
これでオイデもしっかりできるようになれば、日常生活の中で役立つことが増えていきます。
例えば、オイデができれば、屋外でリードが外れたり、手放してしまったときに、ワンちゃんを呼び戻すことで事故を防ぐことができます。
それだけではなく、室内でも、ちょっとワンちゃんがイタズラしているときに呼ぶことで、「叱らなくてもイタズラをやめさせることができる」のです。
ただし、そのためには、イタズラするよりも、呼ばれたら飼い主さんの元に飛んでいく方が好きでないとイタズラを続けてしまいますので、呼ばれることが大好きになるくらい、楽しく練習しないといけません。
Cちゃんが嬉しそうに飛んでくるくらいになるまで、今後もしっかりオイデの練習を続けてくださいね☆
名前を呼んでもこっちを見てくれないとか、オイデと呼んでも来てくれないなど、ちょっとしたことでお困りの飼い主さん、些細なお悩みでもかまわないので胴長屋犬健までお気軽にご連絡ください!(^ω^)ノ
ほんのちょっとやり方がわかるだけでも、ワンちゃんとの生活が劇的に変わりますよ!