愛犬の体調管理に気をつけよう | 胴長屋犬健

  • HOME
  • ブログ
  • 愛犬の体調管理に気をつけよう | 胴長屋犬健

胴長屋犬健の島田です。

11月になって、一気に寒くなってきましたね~

季節の変わり目には、人間でも体調を崩すことがありますが、ワンちゃんも体調を崩すことがあります。

落ち葉とクルゾン

ここ1週間ほど、生徒さんの中にもワンちゃんの体調不良や飼い主さん自身の体調不良のためにレッスンを延期したり、ペットシッターでワンちゃんが体調不良のため散歩や遊びなしというケースが続きました。

今年は10月中も温かい日が続いていましたので、身体が寒さに慣れる前に一気に寒くなってしまい、余計に体調を崩しやすくなっているのかもしれません。

うちの場合は、看板犬のクルゾンも愛猫のクミンもフェレットのククもみんな元気ですが、飼い主である私が先週末から体調を崩してしまい、やっと体調が戻ってきたところだったりします。(^_^;

自分のことであれば、体調を崩しても自業自得と思ってあきらめもつきます。

しかし、ワンちゃんは自分で体調管理はできませんので、体調を崩したら自分のこと以上に心配になるものですから、そうならないようにしっかり管理してあげたいところです。

犬種にもよるものの、犬は比較的寒さには強い生き物ですが、寒暖の差には強くありません。

本来は徐々に寒くなってくる秋に換毛したり、脂肪を蓄えるなどして寒さに備えるものですが、一気に寒くなってしまうと、それが追いつかないことがあります。

特に室内犬の場合は、比較的温かい部屋で過ごしていることが多いのでなおさらです。

身体が寒さに慣れない内は、暖かい部屋から寒い屋外に出るだけでもストレスが大きいため、急に体調を崩す可能性があり、特に消化器系の不調を起こす(下痢や胃腸炎など)ことが良くあります。

人間であれば、寒さに対して洋服で調製して対処することができますが、犬の場合は自分でどうにかすることはできないので、人が管理してあげないといけません。

【対処法1】服を着せる

小型犬や短毛犬種、シニア犬の場合は、外出する際に服を着せてあげたいところです。

小型犬の場合は、身体の体積に対して表面積が大きくなるため体温を失い安くなりますし(お風呂のお湯よりコップのお湯の方が冷めやすいのと同じ)、短毛の場合は皮膚が外気にさらされやすくなるため、体温を逃さないように服を着せてあげると良いようです。

未だに犬に服を着せることにとやかく言う人がいますが、夏なら暑さ対策、冬なら寒さ対策として、愛犬のために服を着せることはおかしなことではありません。

【対処法2】ブラッシングする

ブラッシングすることで、毛がふんわりとし、空気の層ができます。

それにより、寒気を遮断し、暖気を蓄えることができるので、ある程度の寒さに耐えられるようになります。

また、ブラッシングにより血行も良くなりますし、死毛を取り除く効果もありますので、皮膚の健康のためにもこまめに行ってあげたいところです。

【対処法3】運動させる

筋肉をつけることで基礎代謝もあがり、体温も上がります。

筋肉が少ないと低体温の状態になりやすく、免疫力も下がって病気になりやすくもなりますので、体温を上げるためにも運動して筋肉量を保ち、あるいは筋肉をつけることが大切です。

基礎代謝をあげることで脂肪もつきにくくなりますから、肥満の防止にもなります。

また、運動すれば水もたくさん飲んでくれますから、オシッコの量も増え、老廃物も排泄されやすくなります。

【対処法4】良質な食事を与える

良質なタンパク質を含む食事を与えることは、筋肉をつけるためにも重要です。

被毛を良好に保つためにも、良質な食事を与えたいところです。

鶏のササミは良質のタンパク質を多く含んでいるので、ゆでてあげたり、ササミのゆで汁をあげるのもオススメです。

整腸効果が期待できるヨーグルトをあげるのも良いでしょう。(肥満防止のため糖分を加えていないプレーンヨーグルトにしましょう)

【対処法5】生活環境に注意する

できるだけ温かく過ごせるように注意してあげたいところです。

快適な室温にしてあげることも大切ですが、寝床(ハウス)の設置場所も窓際やドアのそばなどの寒くなりやすい場所を避けるようにしたり、あるいはハウスに毛布を敷いたりして温かく過ごせるようにしてあげるなど、工夫してあげましょう。

以上、この時期に体調を崩さないようにできる対策をざっとまとめてみました。

これ以外にも色々な対策はあると思いますが、参考になれば幸いです。(*^o^*)