忘れたことを思い出してもらおう! | 胴長屋犬健

  • HOME
  • ブログ
  • 忘れたことを思い出してもらおう! | 胴長屋犬健

胴長屋犬健の島田です。

以前、「3ヶ月で忘れちゃった!」でも書きましたが、復習のために時々でもトレーニングすることは重要です。

練習していないと折角覚えたことを忘れてしまいます(もしくは思い出せずにできなくなります)。

By: tanakawho - CC BY 2.0

By: tanakawho  CC BY 2.0

昨年パピーレッスンを卒業したトイプードルのMくんのママさんから、ほぼ一年ぶりにしつけ相談のご連絡があったので先日行ってきました。

その子の場合、アイコンタクトやオイデ、オスワリ、フセ、マテを練習したり、散歩練習をしたりしましたが、レッスン修了時には、マテはまだまだ練習が必要だったものの、それ以外は大分上手にできるようになりました。

うかがってみると、アイコンタクトやオスワリなど、できていたことができなくなっていました。(^_^;

一応、呼べばアイコンタクトしてくれることもありますが、3回に1回するかしないかくらいになっています。

オスワリも微妙だし、フセはまったくできなくなっているし、マテなんてできない・・・

相談内容とは別なのですが、やはりオスワリなどの基本トレーニングを通じてコミュニケーションを取っていくことは大切です。

お悩みの解決のためには、まずはコミュニケーションを取って、信頼関係を深めることからスタートするのが一番の近道ですから、半分以上の時間を使って復習してみました。

実際に飼い主さんにやっていただくと、色々問題が見つかりました。

名前を連呼する、コマンドを連呼する、集中していないときに指示する・・・などなど。

名前を呼ばれたら人の目を見る(アイコンタクトを取る)ことが習慣化するまでは、名前を連呼することは避けるべきです。

名前を呼ばれてアイコンタクトを取っても、オヤツをもらえたり、遊んでもらえたりしなければ、「良いことがないなら面倒だし、アイコンタクトしなくていいや」と思って、いずれアイコンタクトを取る頻度が下がってしまいます。

見てくれないからといって連呼すると、更に拍車がかかって、どんどん頻度が下がるわけです。

ですから、アイコンタクトが習慣化するまでは、アイコンタクトを取ったらご褒美(オヤツや遊びなど)を与えましょう!

できるようになってきてから、2回に1回あげたり、3回に1回あげたり、ランダムにあげるようにするなど、徐々にオヤツを減らしていきましょう。

これはオスワリやフセなどでも一緒です。

また、思い通りにならないからといって、名前やコマンドを連呼するのも良くありません。

名前やコマンドは基本的に1回だけ言うようにしましょう。

少し考える時間を与えるのも大切ですから、信じて少し待ってあげることも大事なことです。

そういったことをお話ししながら、飼い主さんに練習していただくと、少しずつ成功率もあがり、アイコンタクトとオスワリはほぼ完璧になりました!(^_^)

同じように日々習慣化するまで練習すれば、今度はそう簡単に忘れなくなってくれるでしょう。

遊びの延長で練習してみてくださいね♪