2016/10/06
胴長屋犬健の島田です。
昨日は朝ペットシッターをした後は、1日お勉強の日でした。(^_^)
日中はマウスケアのセミナー、夜はムツゴロウさんこと畑正憲さんの特別講演に行ってきました。
色々楽しいお話しをしていただいたのですが、その中に「動物と本当に仲良くなるには?」というお話しがありました。
それについてちょっと書いてみたいと思います。
動物と仲良くなるためには何が必要か・・・
ムツゴロウさん曰く「動物と一緒に寝ること」だそうです!
それも寝たふりではなくて、本当に寝るのが必要なのだそうです。
そうすることで、相手も普通なら見せてくれないような姿を見せてくれるようになるため、一緒に寝ないと動物のことはわからないそうです。
人間の方が無防備な姿を見せることで、動物も安心し、「こいつは自分に何もしない」(安全)とわかって、無防備な姿を見せてくれるようになるのでしょうね。
とはいえ、熊とか咬まれる危険のある相手と一緒に寝るなんてことは、ムツゴロウさんのように達観した人でないとそうそうできないと思いますが・・・(^◇^;)
ちなみに、私が看板犬クルゾンを飼いはじめた頃(まだドッグトレーナーになるだいぶ前)、パピーだったクルゾンとは一緒に寝ていませんでした。
クルゾンはサークル、私は隣の部屋で寝ていました(開けっ放しにして私がいることはわかるようにしていましたが)。
その当時は、「犬と一緒に寝ると主従関係が崩れる」というまことしやかな嘘を信じていたからです。
それ以外にも色々と間違った知識をもとにして付き合っていたため、クルゾンとの関係性が崩れてしまいました。
そう、一緒に寝たから関係性が崩れたわけではなく、そもそも日頃の飼い主の付き合い方がおかしいと、関係性が崩れてしまうだけなのです。
一緒に寝ているからといって、犬が飼い主を下に見るようになるなんてことはありません。
ベッドや布団を自分の所有物と思っておらず、飼い主が退いて欲しいと思ったときには退いてくれる(飼い主を尊重してくれる)なら、一緒に寝るのはまったく問題ないのです。
そうなるように日頃からきちんとコミュニケーションを取って、お互いを尊重するように育てていけば良いだけです。
間違った知識で付き合っていた私は、クルゾンのことを尊重せず、人を尊重しろと押し付けるような育て方をしていたので、関係性が崩れてしまったわけです。
にもかかわらず、私に対して反発した態度を取るクルゾンに対して悩んだ私は、あるときクルゾンのことを尊重していないことに気付き、関係性を修復していきました。
それからは布団で一緒に寝るようにもなり、クルゾンがへそ天で寝る頻度が上がりました。(^_^)
今ではお互いに幸せに暮らしていますし、そんなこともあってドッグトレーナーを目指して勉強をはじめたので、大切なことを気付かせてくれたクルゾンには感謝しています。
それから、ムツゴロウさんの講演では「愛のホルモン」と言われる「オキシトシン」の話もありました。
女性ホルモンのエストロゲンなどは、分泌されてから効果が表れるまでに時間がかかるそうなのですが、オキシトシンは分泌されるとすぐに効果が表れるそうです。
人と人が手を取り合ったり、抱き合ったりすることで出るのがオキシトシンなので、手を取り合ったり、抱き合ったりするのが大切だと言ってました。
一緒に寝るという話と絡めて考えると、信頼できる相手と一緒に寝ることでオキシトシンが分泌され、より安心できるのだと思います。
そういえば、好きな相手と一緒に寝るとストレスホルモンの「コルチゾール」が減少するという話を聞いたことがあります。
愛情ホルモンの「オキシトシン」が分泌されると同時に、ストレスホルモンの「コルチゾール」が減るってことは、ぐっすり眠れそうな気がしますね。(^_^)
人と犬の健康を考えると、むしろ一緒に寝た方が良いのかもしれませんね♪
※人畜共通感染症の問題はあるので一緒に寝る際には気をつける必要はあります。