2015/12/16
胴長屋犬健の島田です。
うちの看板犬クルゾンは、トイレシートでオシッコすることができます。
なので、どこかに出かけたときにも、トイレシートを敷けばそこでオシッコしてくれるので助かるのですが、ウンチの方はトイレシートでできません。
いえ、「できませんでした」。
それが、ここ最近、ちゃんとトイレシートでしてくれるようになりました!(^▽^)
とはいえ、何もしていないのに勝手にトイレシートですることを覚えるはずはありません。
そう、ウンチをしそうなときに、毎回トイレシートまで誘導し、ウンチをしたらほめることを繰り返してきたのです。
その結果、3歳を目前にして、やっと自分でトイレシートまで行ってウンチをすることを覚えてくれたのです。
トイレトレーニングでも、排泄しそうなタイミングで、毎回毎回トイレに誘導して排泄させ、できたらほめることで覚えてもらいますので、基本は一緒です。
ここまで来るのには、長い道のりがありました。
オシッコの方は、生後6ヶ月頃までにはトイレトレイでほぼできるようになったのですが、8ヶ月頃にはトイレトレイで3割くらいしかしなくなり、あとは自分の好きな場所でしてしまうようになってしまいました。
仕方なく、トイレトレイを複数買い、オシッコをしてしまう頻度の高い場所に置くことで失敗させないようにしたものの、それでも違う場所にすることも多かったのです。
その頃は、まだドッグトレーナーを目指す前でしたが、このままではいけないと一念発起して、トイレシートでできるように、オシッコをしそうになったらトイレシートに誘導することを繰り返しました。
その結果、1歳を過ぎた頃には8割くらいはトイレシートでできるようなり、1歳3~4ヶ月頃にはほぼ失敗もしなくなりました。
ウンチはといえば、散歩の際に外でウンチをすることを覚えてからは、室内でしなくなり、雨などでどうしても散歩に行けないときに、我慢しきれず室内の適当な場所でしてしまう・・・という状態だったのです。
失敗されるのも嫌なので、雨の日でも濡れない場所でしばらく遊びながら、排泄を待つようにしていました。
それでも、なかなかしてくれないこともあり、仕方なく部屋に戻ったら、しばらくして・・・ということも度々ありました。
今なら、「ウンチを室内でするまで散歩に行かない」ようにし、とにかくトイレシートに誘導し、ウンチをさせてから、散歩に行くように飼い主さんに提案しますが、当時はドッグトレーナーを目指す前ということもあり、わかってはいても徹底できなかったのでした。
ドッグトレーナーを目指し始めた頃から、しっかり練習しようと思ったのですが・・・クルゾンは2日くらいは我慢してしまうため、さすがに可哀想になり、私の方が心が折れて、外でさせてしまうという状態が続いていました。
本来であれば、そういう犬との我慢比べは最初だけということが多いので、最初だけ心を鬼にして、ウンチをするまで散歩に行かず、しっかりトイレトレーニングした方が犬も早く覚えてくれますし、犬の負担も少なくて済みます。
徹底できないと、犬が覚えてくれるまで時間がかかりますから、それだけ犬の負担にもなり、ストレスも溜まりますし、返って可哀想です。
そんな状態を繰り返すうちに、徐々にクルゾンも室内でウンチをすることに抵抗がなくなっていき、そこまで我慢せずにウンチをするようになりました・・・が、ウンチモードに入ると、なかなかトイレシートに誘導しようと思っても乗ってくれず、悪戦苦闘しました。
それでも、何度も何度も繰り返すうちに、トイレシートに行くように指示をするか、誘導することで行けるようになっていき、最初はシートから出てしてしまうことも多かったのが、上半身だけシートに乗ってしたり、シートに乗りつつもウンチは外にするようになり、そうしてやっとシートの上できちんとできるようになったのです。
先月下旬頃からは、誘導しなくても、自分からシートに乗ってするようになりました。
時間はかかりましたが、やっと脳内に「ウンチをしたくなったらトイレシートに行ってする」という神経回路網ができあがったようです。
覚えるまでに2年近くかかったのには、もうひとつ理由があり、雨の日など散歩に行けないときだけ練習していたので、練習回数が限られていたからでもあります。
本来は、毎日練習するのが理想ですので、そうすればもっと短期間で覚えてくれたと思います。
今、レッスンをしているパーソンラッセルテリアのJくんも、トイレトレーニングしていますが、人がいるとなかなか排泄をしてくれなかったりするので苦戦されていますが、色々提案し、試して頂いています。
ただ、覚える前に飼い主さんの方が根気負けしてあきらめてしまうことが多いので、そこは時間がかかると思って長い目で見ていただきたいと思います。
短期間では難しくても、あきらめずに継続して練習すれば、時間はかかっても覚えてくれるはずですので、あきらめずに練習することが大切です。
以前も書きましたが、トイレトレーニングは、「環境」と「タイミング」と「ご褒美」が重要です。
「失敗させない」ための環境作りや、排泄する「タイミング」を知り、毎回トイレに連れて行くこと、排泄できたら「ご褒美」(ほめる、オヤツ)をあげることが重要です。
とはいえ、どうやってトレーニングしたら良いのかわからないこともあるかと思います。
トイレの失敗でお困りの場合には、飼い主さんとワンちゃんに合った方法をご提案させて頂きますので、胴長屋犬健までお気軽にご相談くださいね!