2015/10/04
胴長屋犬健の島田です。
ゴールデンレトリバーのSくん(♂5ヶ月)のレッスンの話の続きです。
オスワリやマテ、ヒールウォークなどの基本的なトレーニングなど色々と練習はしていますが、それだけでなく、その場その場で今困っている事に対する練習もしています。
例えば、犬用のベッドで大人しく過ごす練習をしました。
ただ単にベッドを与えて置いておいたのでは、寝床と認識せずに、囓ったり、振り回したりして、遊び道具にしてしまうことも多いものです。
特に、パピーならなおさらです。
そこで、ベッドの上に乗って大人しくしている練習をしました。
練習といっても、無理矢理乗せて、降りようとしたら叱る・・・といった強制的な練習ではなく、ベッドに乗ったまま大人しくしていれば、良いことがある(ほめてもらえて、オヤツももらえる)と教えてあげるだけです。
ただ、最初に使ったベッドの場合、Sくんが囓りたくなるような素材だったようで、どうしても囓ってしまうため買い換えたそうです。
もちろん、時間をかければ最初のベッドでも大人しくできるようにはしていけますが、確かに、毛羽立っていて獲物の毛皮に似ている感触の素材では気が散りそうです。
あまり囓る経験をさせないという意味でも、気になりにくい素材のベッドで練習をするのは正解でしょう。
新しいベッドは毛羽立っていないこともあり、最初からそれほど気にすることもなく、ベッドの上で大人しくしていられたのでした。
初めて犬を飼うということで不安がいっぱいだった飼い主さんですが、こういったことに気づけるようになってきたのも、これまでSくんのことを真剣に考えて勉強し、練習してきたことが身についてきたからかなと思います。
さらに、遊んだりしてヘトヘトになっている状態で練習することで、練習している内に寝てしまう可能性もあります。
一度ベッドの上で寝た経験を積めば、「ベッドは寝る物」という認識も深まっていくでしょう。
こうやって、将来の問題行動を未然に防いでいけば、ワンちゃんとの生活も苦ではなくなっていきますね!
出張レッスンの良いところは、もともとレッスンの予定にはなかったことにも、こうやって臨機応変にその場で対処できることにあると思います。
ちょっとした問題行動も、こうやって未然に防いだり、し始めなどの早い段階でトレーニングすることで、早期に解決する場合がありますので、胴長屋犬健までお気軽にご相談くださいね!