2015/09/01
胴長屋犬健の島田です。
昨日は、葛飾区のNくん(ヨークシャーテリア♂9歳)の最後のレッスンに行ってきました。
Nくんには「吠え」と「引っ張り」の癖があり、吠えの改善をメインに、引っ張りの対処方法もレッスンしてきました。
それまでオヤツをあげていなかったことも功を奏し、一時期はピンポン吠えや楽客への吠えも若干良くなったかのように見えたのですが、しばらく散歩ができずにいたら再び悪化し、結局、最後まで吠えなくなることはありませんでした。
では、レッスンは失敗だったのか?というとそうではありません。
今でもピンポン吠えや来客吠えはありますが、当初は、ゲホゲホと咳き込んでしまうくらいまで興奮して吠えていたのが、そこまでの吠え方ではなくなり、吠えている時間も短くなっています。
幼いお子さんが2人いるので、日々の練習も大変だったと思いますが、練習の成果が徐々に出てきて、徐々に吠えのレベルが下がってきているわけです。
レッスン前を10段階で10とすると、今は6~7くらいのレベルまで下がってきていますから、今後も継続して練習していくことで3にも2にも下がっていくでしょう。
Nくんの場合、例えば、ピンポン吠えでは、チャイムを鳴らしてからオヤツを与えるという練習もしてきました。
これは良くある方法で、ピンポンという音が鳴ると知らない人が来ると連想し、警戒して吠えてしまう状況を改善するため、ピンポンという音とオヤツ(嬉しいこと)を関連づけて、ワンちゃんの「感情を変える」ことで吠えずにいられるようにしていく方法です。
Nくんはなかなか賢く、ピンポンと鳴ったらオヤツをもらえるということもすぐに覚えて、オヤツちょうだいと寄ってくるくらいになりました。
Nくんは9歳ですし、吠え「癖」というように、吠えることが習慣化しているので、完全にイメージを上書きして、感情を変えるのには時間がかかるかもしれませんが、そうやって何度も何度も練習していくことで、少しずつ改善していくでしょう。
日々の練習は大変だと思いますが、今後も継続していって欲しいと思います。
がんばって下さいね!
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