2015/07/01
胴長屋犬健の島田です。
以前、ハウストレーニングのやり方について書きましたが、現在、うちの看板犬クルゾンに、ハウストレーニングを行っています。
先日までサークルを使っていたのですが、サークルが場所をとっていることもあり、また今後のことも考えてクレートを買ってみました。
とはいえ、結構大きいクレートなので、面積・体積ともに半分くらいしか空きませんが(笑)
2年近く前、パピーの頃には、サークルの中にクレートを入れていたこともあり、自主的には入らないものの、これまでもクレートに入れれば大人しくはしていられました。
しかし、やはり購入したクレートには自主的に入れず、オヤツを投げ入れても、怖がってなかなか入れませんでした。
怖がるのも自主的に入れないのも困りますので、再度ハウストレーニングを行いましたが、参考になると思うので掲載してみますね。
クルゾンは、クレートを組み立てた直後、怖がって部屋の端の方に行ってしまったので、分解して抵抗が少ないと思われる下半分だけにしてみました。
下半分にしたら少し近づけましたが、間近までは行けないようなので、オヤツを床に点々と置いて、クレートの方まで徐々に誘導し、クレートの上にオヤツを置いたところ、下半分だけなら乗ったり降りたりできるように。(ここまで5分くらい)
再度クレートを組み立てなおしてみましたが、やはり上半分がつくと、入り口近くで止まってしまいます。
そこで、入り口の外や、入り口の中すぐのところ、少し頭を突っ込まないといけないところなどにオヤツを置き、頭を突っ込めるようにしていきました。
さらに、少しずつオヤツを奥の方に入れていくと、最初こそ恐る恐るでしたが、徐々に上半身なら入れるようになった・・・のですが、そこから全身を中に入れるようになるまでは、長い戦いでした(といっても30分くらいですが)。
オヤツを投げ入れると追いかけて入ることは入るようになり、恐る恐るという感じはなくなったものの、後ろ足だけは外に残されたままなのです。
何度やっても後ろ足が残っているものの、もう怖がってはいないようなので、最後の一押しをしてみることにしました。
お尻を軽く押してみたのです。
本当に嫌なら、そっと触っただけでもパニックになる場合があるので、無理をさせないようにしていただきたいのですが、クルゾンの場合は恐怖を克服していたこともあり、すんなり入っていきました。
すぐに方向転換して出て来ましたが、特に怖がっている様子もなし。
そこで、またオヤツを投げ入れてみると、今度は自分から中に入っていき、後ろ足も中に入れて、オヤツを食べてから出てきました。
ここからは、怒濤のほめ攻撃です!!
オヤツを投げ入れる→入る→ほめてオヤツ→出る→オヤツを投げ入れる→・・・の繰り返しです。
さらに、中に入ったあとすぐに出てこない一瞬をとらえて、オスワリを指示してみたところ、素直にオスワリしたので、そのままほめ続けました。
翌日からは、ハンドシグナル(視符)でハウスに入る練習をし、「ハウス」の言葉も付けられるようになりました。
扉を閉める練習もしようとしたのですが、上から降ろす扉であるためか、扉を閉めようとすると急に怖がってしまうため、なかなか練習できない状況でした。
その後、ご飯はクレートの中に入れて食べさせるようにしたのですが、これによってクレートにもどんどん慣れていきました。
また、看板フェレットのククがクレートを気に入り、散歩中に寝てしまうくらいになったこともあり、遊んでいる時は一緒に中に入ることもあって、さらに慣れていったということもあります。
その後、扉も、オヤツをかじらせながら、少し扉を動かす・・・という地道な練習を繰り返し、まだ嫌がりはしますが、閉められるようになりました。
それと同時に、しばらく扉を閉めておくことも繰り返しているうちに、閉めていれば、中で大人しくしていられるようになっていきました。
さらに、扉を開けているときでも、中でじっとしている練習を繰り返していたのですが、どうしてもすぐに出てきてしまうので、もっと時間をかけないと難しいかなぁと思っていたのですが、ふと気付いたら、開けっ放しのクレートの中で寝ていました!
たぶん、ジェルシートの汚れを洗った後だったので、冷たそうな所を探して移動しているうちに、たまたまクレートに入って寝たのだと思われますが、写真を撮ったときのシャッター音で目覚めて、すぐに出てきてしまいました。
しかし、これで大分慣れたことがわかります。
それでも、「クレートが好き」というレベルまでには行っていないので、引き続きハウストレーニングを行っています。
↑馬のアキレスを投げ入れて、喜んで飛び込んでいくクルゾン(笑)
こうやって好きになるようにさせていきますが、中でじっとしている練習も兼ねて、出てきてしまったらアキレスを取り上げて、再び中に投げ入れています。
何度も繰り返すと、徐々に外に出ると取り上げられてしまうことがわかり、徐々にクレートの中で食べるようになってきました。
ただ、食べ辛いのか時々出てくるため、取り上げては中へ投げ入れることを繰り返しているうちに、最後は中で食べきりました!
また、クレートを好きになってもらうだけでなく、「ハウス」の指示で入れるようにするトレーニングもしています。
今までは、「ハウス」と言った後で、ハンドシグナル(視符)を出して指示していましたが、今は「ハウス」だけで入れるようになりました。
うちでは、こんな感じで練習していますが、参考になれば幸いです。
他にも色々なやり方で練習していますし、また動画はかなりテンションを押さえていますが、普段はもっとクルゾン共々ノリノリで練習しています(笑)
また、クルゾンと違って全然怖がらないワンちゃんなら、オヤツを投げ入れれば最初から中に入れるでしょうし、クルゾンよりも怖がりなワンちゃんであれば、近づくまでにも何日かかかる場合もあるでしょうから、そこは、ワンちゃんの性格を考慮しながら、どんなやり方が適しているのか考える必要があります。
そうやって、ワンちゃん毎にトレーニング方法を変えていく必要がありますから、無理をさせずに、少しずつトレーニングさせてあげて下さい。
ハウストレーニングのやり方で迷っている飼い主さん!!
胴長屋犬健まで気軽にご相談いただければ、ワンちゃんに適したトレーニング方法をご提案しますので、お任せ下さい!!