2015/06/24
胴長屋犬健の島田です。
昨日は、ジャックラッセル・テリアのMちゃん(7ヶ月♀)のレッスンに行ってきました。
Mちゃんは、拾い食いと引っ張り癖があるということで、基本的にはその2つを止めさせられるようにしていくためのトレーニングをしています。
ジャックラッセルなので元気も良く、オヤツも遊びも大好きですし、人も大好きですが、元気すぎて手が付けられないわけではなく、むしろジャックラッセルにしては落ち着いている部類に入ると思います。
オスワリなどをきちんと教えてはいなかったそうですが、オスワリの行動は自然にできるようになっていました。
また、飼い主さんが散歩や運動、遊びなどをしっかり行っていることもあり、さほど暴れ回るわけでもなく、破壊行動もほとんどありませんし、そのおかげで落ち着いた印象を受けるのでした。
ただ、興奮してしまうと元気いっぱいに飛び跳ねたり、走り回ったりもしてしまいますが、それはそれでジャックラッセルらしくて可愛い限りです。
また、「どうやったらこの人からオヤツをもらえるだろう?こうかな?それともこうかな?」という感じで、目をきらきらさせながら、一生懸命がんばる姿はいじらしくて、こっちも一生懸命教えたくなります。
Mちゃんは、オヤツも遊びも大好きですし、物わかりも良い子なので、トレーニング次第ではすごく芸達者な子になると思います。
レッスンに当たっては、オスワリ等の基本的なトレーニングもほとんどしていないことから、アイコンタクトやオスワリなどからしっかり教えていくことを提案し、トレーニングしています。
アイコンタクトは、しっかり取れるようになると、飼い主さんに注目しやすくなり、それだけで散歩の際に拾い食いや引っ張りを防ぐこともできようになっていくので、必須といっていいでしょう。
これまで、アイコンタクトやオスワリ、フセ、それからハナセ(ロープを放す)などのトレーニングをしてきました。
ちなみにクリッカーを使ってトレーニングしていますが、まだまだ練習は必要なものの大分上達してきています。
昨日はさらにステップアップし、ヒールポジション(人の横につく)のトレーニングをしました。
最初の内は、誘導する手に飛びついてきたり、逆にオスワリして動かず、誘導に着いてこなかったりして時間がかかりましたが、徐々に横に付けるようになっていきました。
ただ、私が教えているときは、Mちゃんもある程度誘導についてくるし、横にもついてくれるのですが、パパさん、ママさんの番になると、どうしても何とかMちゃんをオヤツで釣って動かそうとしてしまい、なかなかMちゃんが動いてくれない状態になり、ほめる間隔が空いてしまいました。
トレーニングするときには、なるべくほめる間隔を短くして、何度も何度も繰り返しほめてあげた方が、ワンちゃん自身も楽しいですし、オヤツを何度ももらえて嬉しいですから、それだけ早く行動を憶えてくれるようになります。
しかし、誘導してもワンちゃんが動いてくれないと、どうしてもワンちゃんの方を動かそうと意固地になってしまいがちになります。
最初にオヤツを使うのは、あくまでも誘導のためなので、そこに固執せず、ワンちゃんが動かないときは、人間の方が動いてあげることで、意外とワンちゃん自身も動きやすくなるものです。
そんなお話をしたところ、パパさんもママさんも少しずつMちゃんを誘導できるようになり、Mちゃんも横につけるようになりました。
上の写真では、パパさんからちょっと離れていますが、最後は、もっと足の横近くにつけるようになっています。
こうやって人の横につく練習をすることで、「人の横にいると良いことがある」と学習し、横につきやすくなっていきます。
次回は、その状態から横について歩くヒールウォークを練習していきますが、こうやって練習を繰り返すことで、散歩の時も徐々に横についていられるようになり、引っ張りにくくなっていくわけです。
それが拾い食いの防止にもつながっていきます。
そうなるまで着実に練習していく必要がありますが、Mちゃんよりもパパさん、ママさんの方が大変かと思います。
次々に新しいことを憶えなければならないですし、それを時間を作って練習させていくのも大変ですが、1つ1つ着実に教えていきましょう!
胴長屋犬健では、ワンちゃんの問題行動でお悩みの飼い主さんを全力でサポートしますので、気軽にご相談くださいね!
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